香港には、これまで5回ほど訪れている。何度行っても飽きない、不思議な魅力を持つ街だ。
世界三大夜景、本場の広東料理、ディープな重慶大厦、そしてフェリーですぐのカジノの街マカオ。今回は、僕が何度も通った香港と、セットで訪れたいマカオの魅力を、正直に書きたい。

広東料理はさすが本場
世界三大料理に数えられる中華の中でも、広東料理はさすが広州だと思う。
世界中を旅していると、どこにでも中華料理とインド料理はある。だからこそ、口に合わなくて困った時にいつも助けられてきた。世界を旅する者にとって、中華とインドは命綱のような存在だ。
そんな私が本場で食べた広東料理は、やはり別格だった。

ラーメンの始祖、湯麺を食べてみたら
実は私は昔からの日本のラーメンマニアで、日本中を食べ歩いている。
そんな私が、スープに中華麺が入ったラーメンの始祖とも呼べる本場の湯麺(タンメン)を食べてみた。感想を正直に言うと、申し訳ないが、日本で独自に進化したラーメンだけは日本の方が美味しいと思った。
もちろん本場の湯麺も美味しい。ただ、日本のラーメンは別の食べ物として進化を遂げているのだと実感した。ルーツへのリスペクトを込めつつ、これは正直な感想だ。

香港の夜景は世界三大夜景
私は自然の景色も夜景も大好きだ。そして香港の夜景は、世界三大夜景に数えられている。
北海道の函館の夜景もきれいだが、香港に来るたびにビクトリアピークには毎回行っている。100万ドルの夜景と称される光の海は、何度見ても圧倒される。
香港の夜景スポット
└ ビクトリアピーク(太平山)
世界三大夜景・ピークトラムで山頂へ
└ ビクトリアハーバー
毎晩20時から音と光のショー
「シンフォニー・オブ・ライツ」

ちなみに世界三大夜景の残り一つ、ナポリの夜景はまだ見たことがない。これもいつかの宿題だ。
ディープな旅人の聖地、重慶大厦
香港には近代的なホテルや歴史の深いホテルがある。だがディープな旅人に紹介したいのが「重慶大厦(チョンキンマンション)」だ。
雑居ビルの中に、さまざまな人種のレストランやショップ、格安のホテルがぎっしり詰まっている。アフリカ系・インド系・中東系の人々が入り混じり、独特の混沌とした世界が広がっている。
重慶大厦の魅力
└ 部屋はかなり狭い
└ でもシングルなのでドミトリーより落ち着ける
└ とにかく安い
└ 各国の本格的な料理が味わえる
ホテルの部屋はかなり狭いが、シングルなのでドミトリーよりは落ち着ける。そして何より安い。各国の本格料理を味わえるのも、ここならではの体験だ。きれいなホテルもいいが、こういうディープな世界も旅の醍醐味だと思う。

香港から深センへ日帰り
香港からは電車で、中国の近代的な街・深センに日帰りで行ける。
ただし注意が必要だ。中国本土では外国のアプリが使えない。準備をしておかないと、いつものGoogleマップなどが使えなくなる。VPNの準備などをしてから向かおう。
香港自体はイギリスの植民地だった歴史があり、英語も通じるし人々も優しい。中国本土とはまた違う、独特の文化がある。
マカオへはフェリーですぐ
香港まで来たら、マカオもセットで訪れたい。フェリーですぐに行ける。
香港からマカオへ
└ フェリー:約1時間
└ 港珠澳大橋のバス:約40分・24時間運行
└ バスの方がフェリーより安い
マカオは中国大陸で唯一カジノが合法化されている。そのため街はラスベガスのように煌びやかな雰囲気だった。

マカオのカジノで500ドルが倍になった
マカオにはラスベガスのような高級カジノリゾートホテルがある。ただし高くて、私にはとても泊まれそうになかった。ホテルに関しては、ラスベガスの方が高級でもリーズナブルな設定だと感じた。
さて、カジノでの話だ。
私はブラックジャックのような対人のテーブルゲームは、勇気がなくてできない。そこでルーレットに挑戦した。0を除く赤か黒の、ほぼ5割の勝負だ。
1回だけ、500米ドルを1点買いした。すると運よく当たって、賭け金が倍になった。
そして、即やめた。シンガポールとマニラのカジノで負け続けた私にとって、これは奇跡的な勝利だった。引き際が肝心だと、ようやく学んだのだ。

マカオは世界遺産の街でもある
マカオはカジノだけの街ではない。実は世界遺産が密集する歴史の街でもある。
マカオの世界遺産
└ 聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊)
火災で焼け残った前壁のみが建つシンボル
└ セナド広場
波打つモザイクタイルの石畳と
コロニアル建築のヨーロッパ風広場
ポルトガル統治時代の名残で、街並みはどこかヨーロッパ的だ。カジノの煌びやかさと、世界遺産の古い街並み。この二つの顔を併せ持つのがマカオの面白さだ。
マカオグルメはポルトガルの影響
マカオの名物
└ ポルトガル料理
バカリャウ(干し鱈)・アフリカンチキン
└ マカオ式エッグタルト
パイ生地に焦げ目のついたカスタード
(パステル・デ・ナタ)
香港式エッグタルトがサクサクのクッキー生地なのに対し、マカオ式はパイ生地という違いも面白い。食べ比べてみるのもおすすめだ。
香港国際空港はアジアのハブ
香港国際空港は、アジアのハブ空港でもある。
キャセイパシフィックなどで旅行する際は、トランジットで立ち寄ってみるのもいい。乗り継ぎのついでに香港を少し楽しむ、という旅の組み方もできる。アクセスの良さも香港の大きな魅力だ。

旅の基本情報
ベストシーズン
└ 10月〜12月(晴天が多く過ごしやすい)
└ 避けるべき:5月〜9月
(蒸し暑い・7〜9月は台風シーズン)
費用の目安
└ ローカル食堂:50〜80香港ドル
└ 地下鉄初乗り:5香港ドル前後
通貨
└ 香港ドルとマカオパタカ
└ マカオでは香港ドルがそのまま使える
注意点:香港の最新事情
近年の香港は、政治状況が旅行にも影響している。
知っておくべきこと
└ 当局からスマホのパスワードを
求められたら拒否は刑事罰
└ デモや集会には近づかない
└ 政治的なスローガンの衣服は避ける
└ TikTokは利用不可
(その他の海外アプリはVPNなしで使える)
香港は安全な街だが、こうした最新事情は知っておいた方がいい。普通に観光する分には問題ないが、念のため心に留めておこう。
まとめ
5回通った香港は、何度行っても新しい発見がある街だ。本場の広東料理、世界三大夜景、ディープな重慶大厦。近代と歴史、洗練と混沌が同居している。
そしてフェリーですぐのマカオでは、カジノの煌びやかさと世界遺産の古い街並みという二つの顔が楽しめる。ルーレットで奇跡的に勝てたのも、いい思い出だ。
香港とマカオは、セットで訪れることでお互いの魅力が引き立つ。アジアのハブ空港を起点に、ぜひこの二つの街を巡ってみてほしい。次は必ず、ナポリの夜景も見に行きたい。








