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  • 【世界一安い!?】泳げない私がタイのタオ島でダイビングライセンスを取得したリアル体験記

    【世界一安い!?】泳げない私がタイのタオ島でダイビングライセンスを取得したリアル体験記

    タイのタオ島は、世界中のダイバーが集まる「ダイビングの聖地」だ。そして、世界一安くダイビングライセンスが取れる島でもある。

    正直に言うと、私は泳ぎがまったく得意ではない。そんな私がここでオープンウォーターのライセンスを取り、後にエジプトのダハブでアドバンスまで取得した。船酔いでゲロを吐きながら、女性インストラクターに厳しく指導されてなんとかやり切った、そんな僕のタオ島の話をしたい。

    UnsplashHasmik Ghazaryan Olsonが撮影した写真のHasmik Ghazaryan Olsonが撮影したイラスト素材

    バンコクからタオ島への行き方

    私はバンコクからバスとフェリーのジョイントチケットで向かった。バンコクから各地への長距離ツアーはカオサンロード発が多い。安く抑えたいならこれが定番だ。

    ①陸路ルート(最安・定番)
    └ 高速バス+フェリー
    └ 約10〜12時間
    └ 約1,250〜1,550バーツ
    └ カオサンを夜出発、翌朝到着
    
    ②空路ルート(コスパ良し)
    └ LCCでチュンポンへ+バス+フェリー
    └ 約6〜8時間
    └ 約2,500〜3,500バーツ
    
    ③空路ルート(最速・快適)
    └ サムイ島まで飛行機+フェリー
    └ 約4〜6時間
    └ 約5,000〜7,000バーツ

    時間がない人はバンコクから飛行機でサムイ島まで行き、そこからフェリーに乗り換えるのが圧倒的に楽だ。


    ダイビングスクールは母国語対応を選ぶ

    タオ島にはダイビングスクールがいくつもある。僕が行った当時は日本人スタッフがいるスクールを選んだ。

    ダイビングスクールは宿泊施設やレストランが敷地内にあるところが多く、講習の合間にもゆっくりリゾート滞在ができる。これがタオ島の魅力だ。

    日本語対応のおすすめスクール(2026年現在)
    └ ビッグブルーダイビング(老舗日系)
    └ バンズダイビングリゾート(世界最大級)
    └ ほうぼう屋タオ島店(20年以上の実績)
    └ コーラルグランドダイバーズ

    設備はスクールによって異なるが、初心者なら絶対に母国語ができるスクールを選んだ方が安心だ。命に関わることなので、ここはケチらない方がいい。

    UnsplashDesiree Mが撮影した写真のDesiree Mが撮影したイラスト素材

    タモリの弟子を名乗るインストラクター

    私を担当してくれたインストラクターは、日本人にしか分からないと思うが「タモリの弟子」と名乗っていた。お昼の番組でゲストからもらったポスターを掲示板に貼る係、というあれだ。本当かどうかは今でも分からない。

    スクールは基本的に多国籍だが、みんな打ち解けやすい。ライセンスを取得する数日間は本当に楽しく過ごせた。世界中から来たダイバー仲間と海に潜る時間は、旅の中でも特別な思い出になる。


    オープンウォーター取得の費用と日数

    タオ島は「世界一安くライセンスが取れる島」と言われるほどコスパが抜群だ。

    費用相場
    └ 約10,000バーツ前後(約43,000円)
    └ 教材費・申請費・器材レンタル込み
    └ 講習中の宿泊無料の場合も多い
    
    必要日数
    └ 3〜4日間
    └ 事前にオンライン学科を済ませれば最短3日

    私の記憶では1週間で5万円くらいだった気がするが、今はもっと安く効率的に取れるようだ。


    海に潜るのは別世界だった

    泳ぎは苦手だったが、シュノーケリングと潜水はまったくの別物だ。

    きれいな海の中に巨大な魚や魚の群れが一面に広がっている。水中で浮いている感覚は、まるで宇宙にいるようだった。あの無重力のような感覚は、一度味わうと忘れられない。

    タオ島で見られる生物も豊富だ。

    見られる生物
    └ ギンガメアジ・バラクーダの巨大な群れ
    └ キンセンフエダイの群れ(黄色い絨毯のよう)
    └ ウミガメ・クマノミ
    └ そしてジンベイザメ
    UnsplashMax Gottsが撮影した写真のMax Gottsが撮影したイラスト素材

    ジンベイザメは見られなかった

    タオ島はジンベイザメが高確率で出るスポットとして世界的に有名だ。滞在中にジンベイザメに遭遇したチームもいたが、残念ながら僕は見られなかった。

    ジンベイザメの狙い目
    └ 3月〜5月(春の乾季)
    └ 10月〜11月
    └ チュンポンピナクル等の外洋ポイント

    これは次回への宿題だ。いつか必ずあの巨体と泳いでみたい。

    UnsplashSebastian Pena Lambarriが撮影した写真のSebastian Pena Lambarriが撮影したイラスト素材

    一番辛かったのは船酔い

    正直に告白すると、一番辛かったのは船酔いだった。

    タオ島はボートダイビングが基本なので、天候が悪いと船がかなり揺れる。僕は激しく酔って、途中で「もうライセンスなんか要らない」と本気で辞めようと思った。

    そこを女性インストラクターに厳しく指導されて、なんとかやり切った。「男なんだからしっかりしなさい」と言われたら、もうやるしかない。意外なことに、船の上より水中に入った方が波がなくて楽だった。

    そして衝撃の体験

    最初の講習で「吐きたかったら酸素ボンベを付けたままでもできる」と習っていた。それを早速実践することになった。

    レギュレーター内にゲロが出たら、思いっきり息を吹き出す。すると左右からゲロが外に出る。そして、その吹き出たゲロに魚たちがエサだと思って群がってきた。あの光景は今でも忘れられない。汚い話だが、これもダイビングのリアルだ。

    UnsplashHiroko Yoshiiが撮影した写真のHiroko Yoshiiが撮影したイラスト素材

    船酔い対策は必須

    私のような失敗をしないために、酔い止めは絶対に持っていこう。

    タイ最強の酔い止め
    └ セブンイレブンや薬局で買える
    └「Dimenhydrinate」という黄色い小さな錠剤
    └ 1袋10バーツ程度
    └ 乗船30分前に飲むとピタッと止まる
    └ ただし強い眠気が出る

    船の上では下を向いてスマホを見ず、風通しの良い中央・後方の席で遠くの景色を見るのがコツだ。


    タオ島のおすすめスポット

    サイリービーチ
    └ 島内最大のメインビーチ
    └ カフェ・バー・ショップが並ぶ
    └ 美しいサンセットとナイトライフの中心
    
    ナンユアン島
    └ 3つの小島が白砂でつながる絶景
    └ シュノーケリングの聖地
    └ 展望台からの景色は必見
    
    シャークベイ
    └ ツマグロやウミガメに高確率で会える

    ベストシーズンと注意点

    ベストシーズン
    └ 3月〜10月(海が穏やか・透明度20〜30m)
    └ 特に3〜5月はジンベイザメの好機
    
    避けるべき時期
    └ 11月〜12月(モンスーンで海が荒れる)

    ダイビング後の飛行機に注意

    減圧症対策で、ダイビング後はバンコク行きの飛行機に乗るまで最低18時間(できれば24時間以上)あける必要がある。最終日のスケジュールは慎重に組もう。

    海外旅行保険は必須

    島内には簡易クリニックしかなく、重度の事故はサムイ島や本土に救急搬送になる。ダイビング事故もカバーする海外旅行保険には必ず加入しておこう。


    まとめ

    泳ぎが苦手で、船酔いでゲロまで吐いた私でも、タオ島でダイバーになれた。そしてその経験があったから、後にエジプトのダハブでアドバンスまで取得できた。

    タオ島は世界一安く、初心者に優しく、それでいて海の美しさは一級品だ。泳ぎが苦手でも、船酔いしやすくても大丈夫。あの宇宙のような水中世界は、すべての苦労を吹き飛ばすだけの価値がある。

    酔い止めだけは忘れずに。それだけは断言しておく。

  • 映画『ザ・ビーチ』の舞台へ!プーケット・ピピ島で巡る本物のアイランドリゾート

    映画『ザ・ビーチ』の舞台へ!プーケット・ピピ島で巡る本物のアイランドリゾート

    ピピ島を知ったのは、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」を観たからだった。透明な海と隠された楽園に、当時の僕は完全に心を奪われた。

    面白いことに、先日のタイ旅行でも行きのタイ国際航空の機内映画にザ・ビーチがあって、久しぶりに観てしまった。あの頃の憧れが蘇ってくる。今回は、僕が実際にあの楽園にたどり着いた話をしたい。


    ピピ島への行き方

    まずはプーケットを目指す

    ピピ島へはまずプーケットを経由するのが一般的だ。当時の僕はカオサンロードから長距離バスでプーケットまで向かった。

    バンコクからプーケットへは飛行機が一番楽だが、陸続きなので列車や長距離バスでも行ける。寝台で夜出発すれば翌朝には着く。時間に余裕があるなら、車窓からタイの風景を眺めながらの陸路移動も悪くない。

    プーケットからフェリーかスピードボートで

    プーケットからピピ島への渡り方は2通りある。

    大型フェリー
    └ 所要時間:約2時間
    └ 片道:約800〜1,000バーツ
    └ 揺れが少なくリーズナブル
    
    スピードボート
    └ 所要時間:約1時間
    └ 片道:約1,300〜1,500バーツ
    └ 速いが揺れやすいので酔い止め必須

    のんびり派はフェリー、時間優先ならスピードボートだ。

    UnsplashHumphrey Mが撮影した写真のHumphrey Mが撮影したイラスト素材

    プーケットも素通りするにはもったいない

    ピピ島へ向かう経由地として通り過ぎてしまいがちだが、プーケット自体が世界的なビーチリゾートだ。

    海は美しく、ダイビングやマリンスポーツも楽しめる。世界的に有名なシミラン諸島へもプーケットから日帰りで行ける。

    そして驚くのが昼と夜のギャップだ。昼間はゆったりとしたビーチリゾートなのに、夜になると一番栄えているパトンビーチ周辺は一変する。バングラ通りは夜になると歩行者天国の歓楽街になり、クラブやバーが密集する。新鮮なシーフード料理はもちろん、パタヤの夜にも負けないくらいの賑わいで、夜遊び好きにはたまらない。あの落差には毎回驚かされる。

    最近はインフィニティプールを備えたスタイリッシュなビーチクラブも続々オープンしているので、昔とはまた違った楽しみ方もできる。


    ピピ島に着いた瞬間の衝撃

    ボートがピピ島に近づくと、その圧倒的な美しさに息を呑む。

    透明度はかなり高いのだが、沖縄の宮古島とはまた違う綺麗さだ。エメラルドグリーンの海と、タイ独特の切り立った岩山の風景がマッチして、唯一無二の景色を作り出している。完全に心を奪われた。

    UnsplashM o eが撮影した写真のM o eが撮影したイラスト素材

    入島時に料金がかかる

    ピピ島ではトンサイ港の入島料が20バーツかかる。マヤベイなど国立公園エリアに行く場合は別途入場料(大人400バーツ・子供200バーツ)が必要だ。現地で現金払いなので小銭を用意しておくといい。


    マヤベイ(ザ・ビーチの撮影地)の今

    憧れの聖地マヤベイだが、今は環境保護のためルールが厳しくなっている。

    現在のルール
    └ 海での遊泳は完全禁止(足首まではOK)
    └ 毎年8月1日〜9月30日は湾全体が閉鎖
    └ 1日の入場者数に上限あり
    └ ボートは島の裏側ロサマベイから上陸

    オーバーツーリズムで一度破壊された自然を取り戻すための措置だ。憧れの場所だからこそ、ルールを守って訪れたい。


    ピピ島のおすすめスポット

    ピレーラグーン
    └ 断崖絶壁に囲まれた天然プールのような入り江
    └ ボートでの写真撮影が大人気
    
    ローダラムベイ
    └ 浅瀬の美しいビーチ
    └ 夜はファイヤーショーやビーチパーティーで賑わう
    
    モンキービーチ
    └ 野生のサルが暮らすビーチ
    └ 手荷物の盗難に注意
    UnsplashDenys Nevozhaiが撮影した写真のDenys Nevozhaiが撮影したイラスト素材

    シュノーケリングとダイビング

    ピピ島周辺の海は水温が年間を通じて28〜30℃と温かく、透明度も抜群だ。ウミガメやブラックチップリーフシャーク(サメ)との遭遇率も高い。サメといっても大人しい種類なので心配いらない。

    日本語対応のダイビングショップもあり、ライセンスなしの体験ダイビングも盛んだ。初めての一本をここで経験するのも最高だと思う。


    宿は格安からラグジュアリーまで

    僕が泊まったのはピピ島中心部のバックパッカー向け格安バンガローだった。当時は若かったし、それで十分すぎるほど幸せだった。

    ピピ島の宿泊エリア
    └ トンサイ〜ローダラムベイ周辺
     中心地・利便性抜群・何でも揃う
    └ レムトンベイ(北端)
     ボートのみアクセス・高級リゾート
     静かな大人向け

    予算とスタイルに合わせて選べるのがいい。一度は格安で、いつかは贅沢に、という楽しみ方もできる。


    ピピ島での過ごし方

    私がたどり着いた理想の一日はこんな感じだ。

    昼間はビーチでただゆっくりするか、透明度の高い海でシュノーケリングをして過ごす。魚が手に届きそうな距離を泳いでいく。

    そしてハイライトはサンセットだ。オシャレなカフェでカクテルを飲みながら、潮風と波の音だけを聴きながら夕日が沈むのを眺める。あの時間は本当に幻想的で、映画で憧れた楽園がそのまま目の前にあった。


    ベストシーズンはバンコクと少し違う

    ここが意外な落とし穴だ。タイ南部の島はバンコクと気候が少しずれる。

    11月〜4月(乾季)
    └ ベストシーズン
    └ 波が穏やか・雨が少ない
    └ 海の透明度が最も高い
    
    5月〜10月(雨季)
    └ スコールが増え海が荒れやすい
    └ ホテル代は安くなる
    └ プーケット側はサーフシーズン

    シミラン諸島は期間限定

    ちなみにシミラン諸島は毎年10月15日〜翌年5月15日のみオープンで、それ以外は完全閉鎖される。事前登録と電子チケットが必須で島内宿泊は禁止(日帰りのみ)なので、計画的に動く必要がある。


    環境保護のルールは必ず守る

    近年、罰則付きの厳しいルールができている。

    日焼け止め
    └ サンゴに有害な化学物質を含むものは
     国立公園内で使用禁止
    └ 違反は最大10万バーツの罰金
    └「Reef Safe」表記のものを使う
    
    その他
    └ 使い捨てプラスチック持ち込み禁止
    └ サンゴの上を歩く・魚に餌やり厳禁

    楽園を次の世代にも残すため、これは絶対に守りたい。


    まとめ

    ザ・ビーチに憧れて向かったピピ島は、期待を裏切らないどころか、想像を超えていた。エメラルドグリーンの海、切り立った岩山、サンセットのカクテル。すべてが完璧だった。

    プーケットでリゾートとナイトライフを味わい、ピピ島で本物の楽園に浸る。映画に憧れた人なら、一度はこの目で確かめる価値がある。機内でまたザ・ビーチを観たら、きっとまた行きたくなるはずだ。