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  • シンガポールは一度で三カ国分|多民族文化とホーカーグルメの楽しみ方

    シンガポールは一度で三カ国分|多民族文化とホーカーグルメの楽しみ方

    シンガポールの魅力は、近代的なビル群やマリーナベイサンズだけではない。この小さな都市国家には、中華・インド・アラブという全く異なる三つの文化が共存している。

    一度の旅で三カ国分の雰囲気を味わえる。これがシンガポールの最大のお得ポイントだと、僕は思っている。今回はセントーサ島、多民族文化、そして絶品ホーカーグルメについて書きたい。


    セントーサ島は島まるごとアトラクション

    セントーサ島は、島全体が巨大なテーマパークのような場所だ。

    カジノ、水族館、アトラクションが揃っていて、子供から大人まで一日中楽しめる。家族連れにもカップルにも、一人旅にも対応できる懐の深さがある。

    セントーサ島の主な施設
    └ ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
     (ミニオン・ランドがオープン)
    └ シンガポール・オーシャニアム
     (旧S.E.A.水族館がリニューアル)
    └ リゾート・ワールド・セントーサのカジノ
    └ センソリースケープ
     (夜は光のデジタルアートが楽しめる)

    ちなみにセントーサ島のカジノは入場無料だが、パスポートの原本提示が必須で、スマートカジュアルのドレスコードもある。僕はマリーナベイサンズのカジノで痛い目を見たので、ここでは見るだけにしておいた。


    一度で三カ国分の文化を味わえる

    シンガポールはマレーシアと同じ多民族国家だ。そのため、街を歩くだけで全く異なる三つの文化を体験できる。

    実際に歩いてみると、エリアごとに香辛料の匂いも食事も街の雰囲気もまるで違う。過去のバックパッカー旅行を思い出すくらい、本物の雰囲気を味わえる。これだけで、シンガポールはお得だと感じた。

    チャイナタウン

    └ 仏教寺院(佛牙寺)と
     ヒンドゥー教寺院が混在
    └ 伝統的な雑貨探し
    └ ミシュラン掲載のホーカー飯

    リトル・インディア

    └ スパイスの香りが漂う活気ある街
    └ 24時間営業の巨大スーパー
     「ムスタファ・センター」は
     お土産の宝庫

    アラブ・ストリート

    └ 黄金のドームを持つサルタン・モスク
    └ 隣接するハジ・レーンには
     お洒落なウォールアートやカフェ

    ひとつの街を歩くだけで、中国、インド、中東を巡ったような気分になれる。これは他の国ではなかなか味わえない体験だ。


    ホーカーズは清潔で多国籍

    シンガポールの食を語るなら、ホーカーセンター(屋台が密集した飲食施設)は外せない。

    驚いたのは、その清潔さだ。屋台が密集しているのに、屋根付きでとても清潔。東南アジアの屋台のイメージとは全く違う。しかもユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

    ホーカーセンターのルール
    └ 席取り(Chope)
     ティッシュや傘を置いて席を確保するのが
     ローカルの暗黙のルール
    └ 食後はトレイを返却口へ戻す
     (法律で義務化・違反は罰金)
    └ ウェットティッシュ持参が便利

    チキンライス・サテー・ビリヤニが絶品

    ホーカーズで食べた料理は、どれも美味しかった。

    食べたもの
    └ チキンライス
     鶏のスープで炊いたご飯に
     茹で鶏を乗せた国民食
     チリソースをかけて食べる
    └ サテー
     甘いピーナッツソースで食べる
     東南アジア風の焼き鳥
    └ ビリヤニ
     スパイスと長粒米、肉を炊き込んだ
     風味豊かなインド風ご飯

    多国籍な料理が一か所で味わえるのが、シンガポールのホーカーズの醍醐味だ。中華もインドもマレーも、好きなものを好きなだけ選べる。チリクラブのような贅沢なシーフードも楽しめる。

    UnsplashCircle Digital Marketing Agencyが撮影した写真のCircle Digital Marketing Agencyが撮影したイラスト素材

    ナイトサファリは正直、期待しすぎた

    ここは正直に書きたい。

    世界初の夜の動物園として有名なナイトサファリにも行った。期待に胸を膨らませて向かったのだが、結論から言うと、思っていたほどではなかった。

    ナイトサファリの正直な感想
    └ 大行列で長時間並んだ
    └ トラムから見る動物は暗くて見にくい
    └ 夜と言っても動物が
     活発に動いていなかった
    └ 一緒にいた子供も少し不満そうだった

    もちろん人によって感じ方は違うと思う。ただ、長時間並んだ割には、という気持ちは正直に伝えておきたい。

    期待値を上げすぎず、近くで動物を見たいなら、トラムだけでなく徒歩で回る「ウォーキングトレイル」を組み合わせるのがおすすめだ。料金は大人S$58、子供S$41ほどする。


    ガムは持ち込み禁止、でも水道水は飲める

    シンガポールは「ファイン・シティ」と呼ばれる。素晴らしい街という意味と、罰金(fine)が多い街という二つの意味がかかっている。

    東南アジアの中では断トツに清潔で、その秘密は厳しいルールにある。

    知っておくべきルール
    └ ガムの持ち込み・噛むことは禁止
    └ ポイ捨て・唾吐きは
     最大S$1,000の罰金
    └ MRT車内は飲食禁止
     (水や飴も含む・最大S$500の罰金)

    一方で、東南アジアでは珍しく水道水がそのまま飲める。街中に給水スポットも多いので、マイボトルを持参すると節約になる。この清潔さと安全性が、シンガポールの大きな魅力だ。


    移動はGrabとタッチ決済が便利

    MRT(地下鉄)
    └ 主要観光地をほぼ網羅
    └ 切符不要
    └ タッチ決済対応のクレジットカードを
     改札にかざすだけ
    
    Grab
    └ Grabの本社がシンガポールにある
    └ タクシー代わりに必須
    └ 料金が事前確定で安心
    └ ぼったくりの心配なし

    シンガポールはGrabの本拠地だけあって、Grabが非常に使いやすい。タイから旅を続けているなら、同じアプリでそのまま使える。


    物価は高いがメリハリで対応

    費用の目安(ドル換算)
    └ ホーカーでの食事:S$5〜8
    └ レストラン:S$30〜
     (サービス料10%+消費税9%が別途)
    └ ペットボトルの水:S$1.5〜2

    シンガポールは東南アジアで断トツに物価が高い。ただしホーカーズを賢く使えば食費は抑えられる。高級レストランとホーカーズを上手に組み合わせるのがコツだ。


    子連れ旅行のコツ

    寒暖差に注意
    └ 外は常夏だが
     モールやMRTの冷房が非常に強い
    └ 子供用の羽織りものを常に持つ
    
    スコール対策
    └ 午後に突然の激しい雨
    └ 雨具を準備し
     屋内施設で過ごす時間も確保
    
    バリアフリー
    └ 街全体がフラット
    └ ベビーカーでの移動が快適

    まとめ

    シンガポールは、一度の旅で中華・インド・アラブの三つの文化を味わえる、お得な国だ。セントーサ島で遊び、多民族エリアを歩き、ホーカーズで絶品グルメを堪能する。

    ナイトサファリは個人的には期待しすぎたが、それも含めて正直な旅の記録だ。清潔で安全、水道水も飲めて、Grabも使いやすい。旅行初心者にも、東南アジアに慣れた人にもおすすめできる。

    物価は高いが、それだけの価値がある国だと思う。マリーナベイサンズで贅沢を味わい、ホーカーズでローカルを楽しむ。そんなメリハリのある旅が、シンガポールには似合っている。

  • 憧れのマリーナベイサンズに泊まった|屋上プールは夜が最高だった

    憧れのマリーナベイサンズに泊まった|屋上プールは夜が最高だった

    シンガポールといえば、誰もが一度はテレビやSNSで見たことがあるあの光景。3つのビルの上に船が乗ったようなホテル、マリーナベイサンズ。その屋上にある横長のプールから都会を見下ろす写真は、世界中の憧れの的だ。

    今回、そのマリーナベイサンズに実際に泊まってきた。憧れの場所は期待通りだったのか、正直にレポートしたい。


    スタンダードルームは意外と普通だった

    マリーナベイサンズは部屋数がとても多い。僕が泊まったのはスタンダードの部屋で、価格は比較的安く抑えられた。

    ただ正直に言うと、部屋の内装は他の中級から高級ホテルとあまり変わらない印象だった。豪華すぎることもなく、シンプルで快適。部屋そのものに過度な期待をすると拍子抜けするかもしれない。

    でも、このホテルの本当の価値は部屋ではない。屋上にある。


    宿泊者専用の屋上プールへ

    マリーナベイサンズの最大の魅力は、地上57階にある宿泊者専用の屋上プールだ。テレビやSNSでよく見る、あの横長のインフィニティプールである。

    ここは宿泊者だけの特権だ。ルームキーがないと入れない。外部の人がお金を払って入ることはできないので、泊まる価値が一気に上がる。

    上から見下ろす都会の景色と、横に長く伸びるプール。日中はお酒を飲みながらゆっくり過ごす宿泊客が多くいた。みんな思い思いにこの特別な空間を楽しんでいる。


    プールは断然、夜が最高

    昼間のプールも素晴らしいが、個人的には夜の方が断然好みだった。

    日が暮れると、プールがライトアップされる。夜景を一望しながら、まるでセレブになったかのような大人の雰囲気に包まれる。昼間の開放的な雰囲気とはまったく違う、洗練された世界がそこにある。

    きらめく夜景とライトアップされた水面。この景色を見るためだけでも、マリーナベイサンズに泊まる価値はあると思う。憧れていたあの光景の中に、自分が本当にいる。そんな贅沢な時間だった。


    カジノで5分で500ドルを失った話

    マリーナベイサンズにはカジノが併設されている。せっかくだからと、軽い気持ちで足を運んでみた。

    まず驚いたのが入場前のセキュリティチェックの厳しさだ。かなり時間がかかり、入る前から圧倒された。

    そして、ようやく入場してからが本番だった。スロットマシンに向かい、軽い気持ちで遊び始めたのだが、なんと5分で500ドルを失った。あっという間に消えた。

    泣きながら、すぐに部屋に戻った。憧れのホテルでのセレブ気分は、ここで一瞬にして消し飛んだ。

    カジノは本当に魔物だ。これからマリーナベイサンズのカジノに行く人は、僕の二の舞にならないよう、引き際を決めてから挑んでほしい。くれぐれも、入場前に「ここまで」という予算を固く決めておくこと。あの高揚感の中では、冷静な判断ができなくなる。


    ガーデンズバイザベイでピクニック

    マリーナベイサンズのすぐ近くにあるのが、ガーデンズバイザベイだ。

    ここは大きな敷地の植物園のような場所だが、ただ植物を見るだけの場所ではない。メインのスーパーツリーの近くに大きな芝生が広がっていて、そこで横になってお昼寝をしたり、敷地内のレストランでテイクアウトしたものを食べながらピクニックのように過ごせる。

    都会の真ん中で、こんなにのんびりできる場所があるとは思わなかった。歩き疲れたら芝生でゴロンと横になる。それだけで贅沢な時間になる。


    スーパーツリーの光と音のショー

    ガーデンズバイザベイのハイライトは、やはり夜だ。

    日が暮れて暗くなると、巨大なスーパーツリーがライトアップされ、音と光のショーが始まる。近未来的な人工の木々が音楽に合わせて光り輝く様子は圧巻だ。しかもこのショーは無料で見られる。

    昼は芝生でのんびり、夜は光のショー。一日中いても飽きない場所だ。


    帰りのチャンギ空港も観光スポット

    シンガポールは帰りの空港まで楽しめる。

    チャンギ国際空港に直結したショッピングモール「ジュエル」では、買い物はもちろん、室内にある巨大な人工の滝と森の雰囲気に癒される。空港でこんなに時間をつぶせる場所はそうない。フライトまでの時間が、退屈どころか足りないくらいだった。


    まとめ

    マリーナベイサンズは、部屋そのものは普通かもしれない。でも、あの屋上プールから見る景色は、間違いなく一生の思い出になる。特に夜のライトアップされたプールは、憧れが現実になる瞬間だった。

    カジノでは痛い目を見たが、それも含めて忘れられない旅になった。ガーデンズバイザベイでのんびり過ごし、夜は光のショーを楽しみ、帰りはチャンギ空港で癒される。マリーナベイ周辺だけでも、シンガポールは十分に楽しめる。

    憧れの場所は、やっぱり一度は自分の目で見る価値がある。ただしカジノには手を出さないこと。次は、シンガポールの多民族文化とグルメについて書きたい。