シンガポールといえば、誰もが一度はテレビやSNSで見たことがあるあの光景。3つのビルの上に船が乗ったようなホテル、マリーナベイサンズ。その屋上にある横長のプールから都会を見下ろす写真は、世界中の憧れの的だ。
今回、そのマリーナベイサンズに実際に泊まってきた。憧れの場所は期待通りだったのか、正直にレポートしたい。

スタンダードルームは意外と普通だった
マリーナベイサンズは部屋数がとても多い。僕が泊まったのはスタンダードの部屋で、価格は比較的安く抑えられた。
ただ正直に言うと、部屋の内装は他の中級から高級ホテルとあまり変わらない印象だった。豪華すぎることもなく、シンプルで快適。部屋そのものに過度な期待をすると拍子抜けするかもしれない。
でも、このホテルの本当の価値は部屋ではない。屋上にある。
宿泊者専用の屋上プールへ
マリーナベイサンズの最大の魅力は、地上57階にある宿泊者専用の屋上プールだ。テレビやSNSでよく見る、あの横長のインフィニティプールである。
ここは宿泊者だけの特権だ。ルームキーがないと入れない。外部の人がお金を払って入ることはできないので、泊まる価値が一気に上がる。
上から見下ろす都会の景色と、横に長く伸びるプール。日中はお酒を飲みながらゆっくり過ごす宿泊客が多くいた。みんな思い思いにこの特別な空間を楽しんでいる。

プールは断然、夜が最高
昼間のプールも素晴らしいが、個人的には夜の方が断然好みだった。
日が暮れると、プールがライトアップされる。夜景を一望しながら、まるでセレブになったかのような大人の雰囲気に包まれる。昼間の開放的な雰囲気とはまったく違う、洗練された世界がそこにある。
きらめく夜景とライトアップされた水面。この景色を見るためだけでも、マリーナベイサンズに泊まる価値はあると思う。憧れていたあの光景の中に、自分が本当にいる。そんな贅沢な時間だった。

カジノで5分で500ドルを失った話
マリーナベイサンズにはカジノが併設されている。せっかくだからと、軽い気持ちで足を運んでみた。
まず驚いたのが入場前のセキュリティチェックの厳しさだ。かなり時間がかかり、入る前から圧倒された。
そして、ようやく入場してからが本番だった。スロットマシンに向かい、軽い気持ちで遊び始めたのだが、なんと5分で500ドルを失った。あっという間に消えた。
泣きながら、すぐに部屋に戻った。憧れのホテルでのセレブ気分は、ここで一瞬にして消し飛んだ。
カジノは本当に魔物だ。これからマリーナベイサンズのカジノに行く人は、僕の二の舞にならないよう、引き際を決めてから挑んでほしい。くれぐれも、入場前に「ここまで」という予算を固く決めておくこと。あの高揚感の中では、冷静な判断ができなくなる。
ガーデンズバイザベイでピクニック
マリーナベイサンズのすぐ近くにあるのが、ガーデンズバイザベイだ。
ここは大きな敷地の植物園のような場所だが、ただ植物を見るだけの場所ではない。メインのスーパーツリーの近くに大きな芝生が広がっていて、そこで横になってお昼寝をしたり、敷地内のレストランでテイクアウトしたものを食べながらピクニックのように過ごせる。
都会の真ん中で、こんなにのんびりできる場所があるとは思わなかった。歩き疲れたら芝生でゴロンと横になる。それだけで贅沢な時間になる。

スーパーツリーの光と音のショー
ガーデンズバイザベイのハイライトは、やはり夜だ。
日が暮れて暗くなると、巨大なスーパーツリーがライトアップされ、音と光のショーが始まる。近未来的な人工の木々が音楽に合わせて光り輝く様子は圧巻だ。しかもこのショーは無料で見られる。
昼は芝生でのんびり、夜は光のショー。一日中いても飽きない場所だ。

帰りのチャンギ空港も観光スポット
シンガポールは帰りの空港まで楽しめる。
チャンギ国際空港に直結したショッピングモール「ジュエル」では、買い物はもちろん、室内にある巨大な人工の滝と森の雰囲気に癒される。空港でこんなに時間をつぶせる場所はそうない。フライトまでの時間が、退屈どころか足りないくらいだった。

まとめ
マリーナベイサンズは、部屋そのものは普通かもしれない。でも、あの屋上プールから見る景色は、間違いなく一生の思い出になる。特に夜のライトアップされたプールは、憧れが現実になる瞬間だった。
カジノでは痛い目を見たが、それも含めて忘れられない旅になった。ガーデンズバイザベイでのんびり過ごし、夜は光のショーを楽しみ、帰りはチャンギ空港で癒される。マリーナベイ周辺だけでも、シンガポールは十分に楽しめる。
憧れの場所は、やっぱり一度は自分の目で見る価値がある。ただしカジノには手を出さないこと。次は、シンガポールの多民族文化とグルメについて書きたい。

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