投稿者: YUKI

  • 【香港・マカオ観光ガイド】プロが教える夜景・グルメ・ディープな街歩き

    【香港・マカオ観光ガイド】プロが教える夜景・グルメ・ディープな街歩き

    香港には、これまで5回ほど訪れている。何度行っても飽きない、不思議な魅力を持つ街だ。

    世界三大夜景、本場の広東料理、ディープな重慶大厦、そしてフェリーですぐのカジノの街マカオ。今回は、僕が何度も通った香港と、セットで訪れたいマカオの魅力を、正直に書きたい。

    UnsplashThe Transport Enthusiast DCが撮影した写真のThe Transport Enthusiast DCが撮影したイラスト素材

    広東料理はさすが本場

    世界三大料理に数えられる中華の中でも、広東料理はさすが広州だと思う。

    世界中を旅していると、どこにでも中華料理とインド料理はある。だからこそ、口に合わなくて困った時にいつも助けられてきた。世界を旅する者にとって、中華とインドは命綱のような存在だ。

    そんな私が本場で食べた広東料理は、やはり別格だった。

    UnsplashFernando Santosが撮影した写真のFernando Santosが撮影したイラスト素材

    ラーメンの始祖、湯麺を食べてみたら

    実は私は昔からの日本のラーメンマニアで、日本中を食べ歩いている。

    そんな私が、スープに中華麺が入ったラーメンの始祖とも呼べる本場の湯麺(タンメン)を食べてみた。感想を正直に言うと、申し訳ないが、日本で独自に進化したラーメンだけは日本の方が美味しいと思った。

    もちろん本場の湯麺も美味しい。ただ、日本のラーメンは別の食べ物として進化を遂げているのだと実感した。ルーツへのリスペクトを込めつつ、これは正直な感想だ。


    香港の夜景は世界三大夜景

    私は自然の景色も夜景も大好きだ。そして香港の夜景は、世界三大夜景に数えられている。

    北海道の函館の夜景もきれいだが、香港に来るたびにビクトリアピークには毎回行っている。100万ドルの夜景と称される光の海は、何度見ても圧倒される。

    香港の夜景スポット
    └ ビクトリアピーク(太平山)
     世界三大夜景・ピークトラムで山頂へ
    └ ビクトリアハーバー
     毎晩20時から音と光のショー
     「シンフォニー・オブ・ライツ」
    UnsplashHenry Laiが撮影した写真のHenry Laiが撮影したイラスト素材

    ちなみに世界三大夜景の残り一つ、ナポリの夜景はまだ見たことがない。これもいつかの宿題だ。


    ディープな旅人の聖地、重慶大厦

    香港には近代的なホテルや歴史の深いホテルがある。だがディープな旅人に紹介したいのが「重慶大厦(チョンキンマンション)」だ。

    雑居ビルの中に、さまざまな人種のレストランやショップ、格安のホテルがぎっしり詰まっている。アフリカ系・インド系・中東系の人々が入り混じり、独特の混沌とした世界が広がっている。

    重慶大厦の魅力
    └ 部屋はかなり狭い
    └ でもシングルなのでドミトリーより落ち着ける
    └ とにかく安い
    └ 各国の本格的な料理が味わえる

    ホテルの部屋はかなり狭いが、シングルなのでドミトリーよりは落ち着ける。そして何より安い。各国の本格料理を味わえるのも、ここならではの体験だ。きれいなホテルもいいが、こういうディープな世界も旅の醍醐味だと思う。

    UnsplashFlorian Wehdeが撮影した写真のFlorian Wehdeが撮影したイラスト素材

    香港から深センへ日帰り

    香港からは電車で、中国の近代的な街・深センに日帰りで行ける。

    ただし注意が必要だ。中国本土では外国のアプリが使えない。準備をしておかないと、いつものGoogleマップなどが使えなくなる。VPNの準備などをしてから向かおう。

    香港自体はイギリスの植民地だった歴史があり、英語も通じるし人々も優しい。中国本土とはまた違う、独特の文化がある。


    マカオへはフェリーですぐ

    香港まで来たら、マカオもセットで訪れたい。フェリーですぐに行ける。

    香港からマカオへ
    └ フェリー:約1時間
    └ 港珠澳大橋のバス:約40分・24時間運行
    └ バスの方がフェリーより安い

    マカオは中国大陸で唯一カジノが合法化されている。そのため街はラスベガスのように煌びやかな雰囲気だった。

    UnsplashSimon Zhuが撮影した写真のSimon Zhuが撮影したイラスト素材

    マカオのカジノで500ドルが倍になった

    マカオにはラスベガスのような高級カジノリゾートホテルがある。ただし高くて、私にはとても泊まれそうになかった。ホテルに関しては、ラスベガスの方が高級でもリーズナブルな設定だと感じた。

    さて、カジノでの話だ。

    私はブラックジャックのような対人のテーブルゲームは、勇気がなくてできない。そこでルーレットに挑戦した。0を除く赤か黒の、ほぼ5割の勝負だ。

    1回だけ、500米ドルを1点買いした。すると運よく当たって、賭け金が倍になった。

    そして、即やめた。シンガポールとマニラのカジノで負け続けた私にとって、これは奇跡的な勝利だった。引き際が肝心だと、ようやく学んだのだ。

    Unsplashün LIUが撮影した写真のün LIUが撮影したイラスト素材

    マカオは世界遺産の街でもある

    マカオはカジノだけの街ではない。実は世界遺産が密集する歴史の街でもある。

    マカオの世界遺産
    └ 聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊)
     火災で焼け残った前壁のみが建つシンボル
    └ セナド広場
     波打つモザイクタイルの石畳と
     コロニアル建築のヨーロッパ風広場

    ポルトガル統治時代の名残で、街並みはどこかヨーロッパ的だ。カジノの煌びやかさと、世界遺産の古い街並み。この二つの顔を併せ持つのがマカオの面白さだ。


    マカオグルメはポルトガルの影響

    マカオの名物
    └ ポルトガル料理
     バカリャウ(干し鱈)・アフリカンチキン
    └ マカオ式エッグタルト
     パイ生地に焦げ目のついたカスタード
     (パステル・デ・ナタ)

    香港式エッグタルトがサクサクのクッキー生地なのに対し、マカオ式はパイ生地という違いも面白い。食べ比べてみるのもおすすめだ。


    香港国際空港はアジアのハブ

    香港国際空港は、アジアのハブ空港でもある。

    キャセイパシフィックなどで旅行する際は、トランジットで立ち寄ってみるのもいい。乗り継ぎのついでに香港を少し楽しむ、という旅の組み方もできる。アクセスの良さも香港の大きな魅力だ。

    UnsplashAl Reile Dela Torreが撮影した写真のAl Reile Dela Torreが撮影したイラスト素材

    旅の基本情報

    ベストシーズン
    └ 10月〜12月(晴天が多く過ごしやすい)
    └ 避けるべき:5月〜9月
     (蒸し暑い・7〜9月は台風シーズン)
    
    費用の目安
    └ ローカル食堂:50〜80香港ドル
    └ 地下鉄初乗り:5香港ドル前後
    
    通貨
    └ 香港ドルとマカオパタカ
    └ マカオでは香港ドルがそのまま使える

    注意点:香港の最新事情

    近年の香港は、政治状況が旅行にも影響している。

    知っておくべきこと
    └ 当局からスマホのパスワードを
     求められたら拒否は刑事罰
    └ デモや集会には近づかない
    └ 政治的なスローガンの衣服は避ける
    └ TikTokは利用不可
     (その他の海外アプリはVPNなしで使える)

    香港は安全な街だが、こうした最新事情は知っておいた方がいい。普通に観光する分には問題ないが、念のため心に留めておこう。


    まとめ

    5回通った香港は、何度行っても新しい発見がある街だ。本場の広東料理、世界三大夜景、ディープな重慶大厦。近代と歴史、洗練と混沌が同居している。

    そしてフェリーですぐのマカオでは、カジノの煌びやかさと世界遺産の古い街並みという二つの顔が楽しめる。ルーレットで奇跡的に勝てたのも、いい思い出だ。

    香港とマカオは、セットで訪れることでお互いの魅力が引き立つ。アジアのハブ空港を起点に、ぜひこの二つの街を巡ってみてほしい。次は必ず、ナポリの夜景も見に行きたい。

  • 【フィリピン観光ガイド】マニラ・セブの格安旅!激安寿司からカジノ・リゾートの楽しみ方

    【フィリピン観光ガイド】マニラ・セブの格安旅!激安寿司からカジノ・リゾートの楽しみ方

    フィリピンは東南アジアの中でも独特の魅力を持つ国だ。英語が公用語で、ビーチリゾートも充実していて、しかも物価が安い。

    私はマニラとセブを訪れた。今回は、マニラのカジノで負けた話から、なぜか寿司やウニ丼が激安だった話、そしてタクシー交渉のトラブルまで、正直に書きたい。


    マニラは都市型、セブはリゾート

    UnsplashSean Yoroが撮影した写真のSean Yoroが撮影したイラスト素材
    マニラ
    └ 政治と経済の中心地
    └ 観光地は少なめ
    └ カジノリゾートが近年増加
    └ 夜は治安に注意が必要
    
    セブ
    └ 海がきれいなリゾート
    └ ダイビング・シュノーケル
    └ マニラより比較的安全
    └ ナイトライフも楽しめる
    UnsplashDenys Nevozhaiが撮影した写真のDenys Nevozhaiが撮影したイラスト素材

    英語が公用語だから留学生が多い

    フィリピンは英語が公用語だ。そのおかげで、安く英語留学ができることで知られている。

    実際に訪れてみると、韓国人が非常に多いと感じた。安価に英語を学べるとあって、アジア各国から語学留学生が集まってくる。街中で韓国語をよく耳にしたのが印象的だった。


    マニラのカジノで、もちろん負けた

    マニラは都市なのであまり観光地はないが、近年カジノリゾートが多くできている。

    せっかくなので足を運んでみた。結果は、もちろん負けた。シンガポールのマリーナベイサンズに続いて、僕はカジノとの相性が本当に悪いらしい。学習しない男である。

    ただ、マニラのカジノリゾートは規模が大きく、雰囲気を味わうだけでも面白い。オカダマニラのような巨大カジノもある。遊ぶなら、くれぐれも予算を決めてから挑んでほしい。

    UnsplashKayshaが撮影した写真のKayshaが撮影したイラスト素材

    寿司とウニ丼が驚くほど安い

    これはフィリピンで一番の驚きだった。

    フィリピン人は生魚を食べる習慣がない。だからなのか、ウニが捕れても食べないのかもしれない。その影響か、日本食レストランに行くと、寿司やウニ丼が驚くほど安く食べられたのだ。

    しかも、ちゃんと板前がいるような店でもかなりリーズナブル。それでいて味も美味しい。海に囲まれた国なので魚介は新鮮だ。日本では高くて手が出ないウニ丼が、ここでは気軽に食べられる。これは思わぬ発見だった。

    UnsplashBuddy ANが撮影した写真のBuddy ANが撮影したイラスト素材

    口に合わなくてもファストフードで安心

    フィリピン料理が口に合わなくても心配いらない。ファストフード店が至る所にある。

    特に多いのが、フィリピン発祥のファストフード「ジョリビー(Jollibee)」だ。フィリピンの国民的ファストフードで、マクドナルドより人気があると言われるほど。フライドチキンとスパゲッティが看板メニューで、現地の味を気軽に試せる。

    そして暑い国ならではのスイーツが「ハロハロ」だ。かき氷の上に紫芋アイス、豆、ゼリー、フルーツなどをたっぷり乗せたフィリピン版のかき氷。暑さで火照った体に、この冷たくて甘いハロハロが最高に染み渡る。


    タクシー交渉のトラブルとGrabの救世主っぷり

    昔フィリピンを訪れた時、タクシーで嫌な思いをしたことがある。

    二人で乗ったタクシーで、降りてから「1人分か、1台分か」で料金がかなり揉めたのだ。これが2回ほどあった。交渉が前提の文化だと、こういうトラブルは避けられない。

    ところが今は違う。フィリピンにもGrabがあるので、こうしたトラブルとは無縁になった。料金が事前に確定するので、降車後に揉めることがない。

    特にマニラは夜歩くのが少し危ないので、カジノやパブ、バーでの夜遊びでもGrabは本当に助かる。安全面でもGrabは必須のアプリだ。


    タイで禁止のシーシャも吸えた

    ちょっとした余談だが、タイでは禁止されているシーシャ(水タバコ)が、フィリピンでは普通に吸えた。

    国によってルールが違うのは面白い。タイの厳しさに慣れていたので、ここでは少し解放された気分になった。


    セブはダイビングとナイトライフの島

    セブ島は海がきれいなことで有名なリゾートだ。

    ダイビングやシュノーケルが楽しめて、マニラより比較的安全なのも嬉しい。昼は海を満喫して、夜はナイトライフも楽しめる。バランスの取れたリゾート地だ。

    UnsplashOlga gaが撮影した写真のOlga gaが撮影したイラスト素材
    セブ周辺の人気スポット
    └ オスロブ
     ジンベエザメと一緒に泳げる
    └ スミロン島
     透明度の高いアイランドホッピング

    次はボラカイ島に行きたい

    実は、台湾留学で一緒だった学校にフィリピン人が5人ほどいた。

    彼らに聞いたところ、口を揃えて「セブ島よりボラカイ島の方がきれいで超オススメ」と教えてくれた。地元の人が言うのだから間違いないだろう。

    ボラカイ島には世界最高峰の美しさを誇る「ホワイトビーチ」があるという。環境保護のための島内リニューアルを経て、さらに美しい砂浜に生まれ変わったらしい、いつか必ず行ってみたい。

    UnsplashKarl Joshua Bernalが撮影した写真のKarl Joshua Bernalが撮影したイラスト素材

    入国時は帰りのチケットが必須

    ここは強く注意しておきたい。

    フィリピンの入国では、帰りのチケットの確認をされた。それも、帰りも空港に入る時に厳しくチケットの確認を求められた。

    フィリピン入国の注意点
    └ 出国用航空券(帰りのチケット)が必須
    └ ないと搭乗拒否される確率が高い
    └ 空港に入る時点で確認される
    └ 手元にすぐ出せるようにしておく

    eTravelの登録も必須だ。出発の72時間前までに公式サイト(etravel.gov.ph)で登録し、QRコードをスマホに保存しておこう。登録は無料だ。


    旅の基本情報

    ベストシーズン
    └ 乾季(12月〜5月)が最適
    └ 特に1月〜3月は雨が少なく海も穏やか
    └ 雨季(6月〜11月)は台風シーズン
    
    物価の目安(ドル)
    └ ローカル食堂:1食3〜5ドル
    └ アイランドホッピングツアー:25〜50ドル
    └ 中級ホテル:50〜120ドル/泊
    
    注意点
    └ 水道水は飲まない
    └ トイレに紙がないことが多い
    └ 繁華街でのスリ・ひったくりに注意

    フィリピン料理も美味しい

    おすすめグルメ
    └ アドボ
     豚肉や鶏肉を醤油・酢・ニンニクで
     煮込んだ国民食・ご飯に合う
    └ レチョン
     豚の丸焼き・セブのものが最も有名
    └ シニガン
     タマリンドの酸味を効かせたスープ

    酸味と甘味のバランスが特徴で、日本人の口にもよく合う。


    UnsplashKarl Joshua Bernalが撮影した写真のKarl Joshua Bernalが撮影したイラスト素材

    まとめ

    フィリピンは、英語が通じて物価が安く、寿司まで激安で食べられる意外な穴場だ。マニラでカジノと都市の夜を楽しみ、セブで海とリゾートを満喫する。

    カジノでは負け、昔はタクシーで揉めたが、今はGrabのおかげで快適に旅ができる。次はフィリピン人おすすめのボラカイ島で、世界最高峰のホワイトビーチを見てみたい。

    入国時の帰りチケット確認だけは要注意。それさえ押さえれば、フィリピンはコスパ最高のリゾート天国だ。

  • 【バリ島親子旅行】母と巡る極上リゾート旅!ビーチクラブ断念からの水上バイク体験記

    【バリ島親子旅行】母と巡る極上リゾート旅!ビーチクラブ断念からの水上バイク体験記

    バリ島は、アジアとオセアニアからの旅行者が集まる楽園だ。オーストラリアからも近く、世界中のサーファーやリゾート好きが集まってくる。

    ビーチクラブで仲間と騒ぐ。そんな憧れを抱いてバリ島に向かった。ところが今回、なぜか私は母と二人旅だった。憧れのナイトライフはさすがにお預けとなった。


    バリ島はアジアとオセアニアの交差点

    バリ島はオーストラリアから近いこともあり、アジアやオセアニアからの旅行者が非常に多い。

    リゾートホテル、ダイビング、サーフィン、そして夜のクラブシーン。あらゆる楽しみ方が揃っている。特にクタエリアはクラブがすごく多く、ナイトライフが充実している。

    面白いのは、インドネシア本島と違ってバリ島はヒンドゥー教徒が多いことだ。そのためか、お酒に関しては比較的寛容な印象を受けた。イスラム教が主流のインドネシアの中で、バリ島だけは独特の「バリ・ヒンドゥー教」が深く根付いている。

    UnsplashGuillaume Marquesが撮影した写真のGuillaume Marquesが撮影したイラスト素材

    出発前にやっておくこと(2026年最新)

    楽しむ前に、現在のバリ島は入国前の事前準備がいくつか必要だ。空港の混雑を避けるためにも、すべてオンラインで事前に済ませておくのがおすすめだ。

    事前に準備すること
    └ 観光税(Bali Tourist Tax)
     1人あたり約10ドル
     公式アプリ・サイト「Love Bali」で
     事前にクレジットカード払い→QRコード取得
    └ 到着ビザ(e-VOA)
     約35ドル・滞在30日(1回延長可)
     事前取得で空港の自動ゲートが使える
    └ 電子入国カード
     (All Indonesia e-Arrival Card)
     到着72時間前からオンライン登録

    僕が行った頃よりルールが整備されているので、最新情報を確認して準備しておこう。


    アクセスはシンガポールから2.5時間

    シンガポールから
    └ チャンギ国際空港から直行便
    └ 約2.5時間
    └ 週末のショートトリップにも人気
    
    その他のアジアの都市から
    └ 直行便またはLCCで安く行ける
    └ 所要時間は7時間前後

    東南アジアを周遊するなら、シンガポールからの寄り道として組み込みやすい。


    憧れのビーチクラブはお預け

    バリ島といえばビーチクラブだ。一度は友達や仲間と複数人で集まって、思いきり騒いで楽しみたい。そんな憧れがずっとあった。

    ところが今回は、なぜか母と二人旅。

    さすがに母とビーチクラブで朝まで踊るわけにもいかず、憧れのナイトライフはお預けとなった。これは次回への楽しみということで。

    スミニャックの「Potato Head Beach Club」やチャングーの「FINNS Beach Club」などが世界的に有名で、プールサイドのデイベッドでお酒を飲みながらDJの音楽とサンセットを楽しむのが定番スタイルらしい。いつか必ず、仲間とあのビーチクラブで弾けてみたい。

    UnsplashCassie Gallegosが撮影した写真のCassie Gallegosが撮影したイラスト素材

    母がジェットスキーでぶっ飛ばしてた。

    ナイトライフは諦めたが、マリンスポーツは母と一緒に楽しめた。

    ジェットスキーをそれぞれ借りて乗ったのだが、私はスピードを出すと水面で跳ねて怖いので、あまりスピードを出せなかった。ところが、横を見ると母がすごいスピードでバンバン跳ねながらぶっ飛ばしているではないか。

    これには本気で仰天した。普段は穏やかな母が、ジェットスキーでは人が変わったように海を駆け抜けていく。親の意外な一面を見られるのも、旅の醍醐味なのかもしれない。


    サーフィンはパドリングだけで終わった

    バリ島は世界的に有名なサーフィンスポットだ。せっかくなのでサーフボードを借りてサーフィンに挑戦した。

    正直に告白すると、サーフィン自体は何度かやったことがある。ただし、波が来ても一度も立てたことがない。

    この日も結局、ずっとパドリングするだけ。波の上にプカプカ浮いているだけで終わった。立てる気配はゼロだった。

    仕方がないので、最終的にはビーチにサーフボードを横に置いて、サーファー気分だけを味わった。これはこれで、なかなか様になっていたと思う。

    ただ、バリ島は世界的なサーフスポットだけあって初心者向けの波も多く、たくさんの人がサーフィンを楽しんでいた。僕のような初心者でも十分楽しめる場所だと思う。スクールも多いので、ちゃんと習えばきっと立てるようになるはずだ。


    エリアで全く違う顔を持つ島

    バリ島はエリアによって全く異なる表情を見せる。目的に合わせて滞在先を選ぶのがポイントだ。

    UnsplashGeio Tischlerが撮影した写真のGeio Tischlerが撮影したイラスト素材

    高級リゾートが驚くほどお値打ち

    バリ島には高級リゾートホテルが多い。比較的海側に集中しているが、棚田が見えるウブドなどの静かな場所にも高級ヴィラが点在している。

    今回は海側のリゾートホテルに宿泊した。驚いたのは、高級リゾートホテルの割に価格がお値打ちなことだ。同じクオリティのホテルなら、他のリゾート地より明らかに安い。

    主要エリアの特徴
    └ クタ
     空港に近く活気あるサーファーの街
    └ スミニャック
     オシャレなカフェ・高級ビーチクラブ
    └ ウブド
     山側の芸術と文化の村・棚田・ヨガ
    └ チャングー
     今最もホットなサーフ&カフェの街
    └ サヌール
     穏やかな東海岸・ファミリー向け
    └ ヌサドゥア
     政府開発の高級リゾートエリア
    宿泊費の目安(ドル)
    └ バジェット:10〜30ドル/泊
    └ ミッドレンジ:50〜150ドル/泊
    └ ラグジュアリー:250ドル〜/泊

    おかげで、贅沢にゆっくりとリゾート気分を満喫できた。バリ島はコストパフォーマンスの面でも優秀なリゾート地だと思う。

    UnsplashErn Ganが撮影した写真のErn Ganが撮影したイラスト素材

    ダイビングはマンタがいる

    今回は見送ったが、バリ島はダイビングも有名だ。

    なんとマンタにも出会えるスポットがある。マンタに会えるヌサペニダ(ペニダ島)や、沈船が見られる東部のトランベンが特に有名だ。ダイビング好きとしては本当にやりたかったが、母との旅だったこともあり今回は断念した。これも次回への宿題だ。


    食事も豊富で美味しい

    バリ島の食事は種類が豊富だ。

    おすすめグルメ
    └ ナシゴレン(インドネシア風チャーハン)
    └ バビグリン(豚の丸焼き・祝祭料理)
    └ サテ(ピーナッツソースの焼き鳥)
    └ ウブド・チャングーには
     世界トップレベルのヴィーガンカフェも

    定番のナシゴレンから新鮮なシーフードまで何でも揃っている。リゾート地なので各国料理のレストランも多く、食事に困ることはなかった。


    知っておきたい文化と注意点

    バリならではの文化
    └ チャナン
     道端や店先に置かれた
     ヤシの葉のお供え物・踏まないよう注意
    └ ニュピ(バリの新年・3月頃)
     火・電気・外出が禁止され空港も閉鎖
     島全体が静寂に包まれる
    
    注意点
    └ 移動はGrabやGojekが安全
    └ 国際免許なしのバイクで
     事故が多発・運転は要注意
    └ 水道水は飲めない
    └ 繁華街の歩きスマホは
     ひったくりの標的になりやすい

    ベストシーズン

    乾季(4月〜10月)
    └ ベストシーズン
    └ 湿度が低くカラッとしている
    └ サーフィン・観光に最適
    
    雨季(11月〜3月)
    └ 短時間のスコールが中心
    └ フルーツが美味しい
    └ 航空券・ホテルが安くなる
    UnsplashTom Bixlerが撮影した写真のTom Bixlerが撮影したイラスト素材

    まとめ

    母との二人旅となったバリ島は、憧れのビーチクラブこそお預けになったが、それでも忘れられない旅になった。

    母がジェットスキーでぶっ飛ばす姿、サーファー気分だけ味わったビーチ、お値打ちな高級リゾート。どれも今となっては良い思い出だ。

    バリ島はリゾート・サーフィン・ダイビング・ナイトライフと、あらゆる楽しみ方ができる懐の深い島だ。次は絶対に仲間とビーチクラブで騒ぎ、マンタと泳ぐ。そんな目標ができた旅でもあった。

    一人でも、仲間とでも、そして親孝行の旅でも。どんなスタイルでも楽しめるのがバリ島の魅力だと思う。

  • 【シンガポール観光】1度で3カ国分楽しむ多民族エリア巡り&絶品ホーカーグルメ攻略

    【シンガポール観光】1度で3カ国分楽しむ多民族エリア巡り&絶品ホーカーグルメ攻略

    シンガポールの魅力は、近代的なビル群やマリーナベイサンズだけではない。この小さな都市国家には、中華・インド・アラブという全く異なる三つの文化が共存している。

    一度の旅で三カ国分の雰囲気を味わえる。これがシンガポールの最大のお得ポイントだと、僕は思っている。今回はセントーサ島、多民族文化、そして絶品ホーカーグルメについて書きたい。


    セントーサ島は島まるごとアトラクション

    セントーサ島は、島全体が巨大なテーマパークのような場所だ。

    カジノ、水族館、アトラクションが揃っていて、子供から大人まで一日中楽しめる。家族連れにもカップルにも、一人旅にも対応できる懐の深さがある。

    セントーサ島の主な施設
    └ ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
     (ミニオン・ランドがオープン)
    └ シンガポール・オーシャニアム
     (旧S.E.A.水族館がリニューアル)
    └ リゾート・ワールド・セントーサのカジノ
    └ センソリースケープ
     (夜は光のデジタルアートが楽しめる)

    ちなみにセントーサ島のカジノは入場無料だが、パスポートの原本提示が必須で、スマートカジュアルのドレスコードもある。僕はマリーナベイサンズのカジノで痛い目を見たので、ここでは見るだけにしておいた。


    一度で三カ国分の文化を味わえる

    シンガポールはマレーシアと同じ多民族国家だ。そのため、街を歩くだけで全く異なる三つの文化を体験できる。

    実際に歩いてみると、エリアごとに香辛料の匂いも食事も街の雰囲気もまるで違う。過去のバックパッカー旅行を思い出すくらい、本物の雰囲気を味わえる。これだけで、シンガポールはお得だと感じた。

    チャイナタウン

    └ 仏教寺院(佛牙寺)と
     ヒンドゥー教寺院が混在
    └ 伝統的な雑貨探し
    └ ミシュラン掲載のホーカー飯

    リトル・インディア

    └ スパイスの香りが漂う活気ある街
    └ 24時間営業の巨大スーパー
     「ムスタファ・センター」は
     お土産の宝庫

    アラブ・ストリート

    └ 黄金のドームを持つサルタン・モスク
    └ 隣接するハジ・レーンには
     お洒落なウォールアートやカフェ

    ひとつの街を歩くだけで、中国、インド、中東を巡ったような気分になれる。これは他の国ではなかなか味わえない体験だ。


    ホーカーズは清潔で多国籍

    シンガポールの食を語るなら、ホーカーセンター(屋台が密集した飲食施設)は外せない。

    驚いたのは、その清潔さだ。屋台が密集しているのに、屋根付きでとても清潔。東南アジアの屋台のイメージとは全く違う。しかもユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

    ホーカーセンターのルール
    └ 席取り(Chope)
     ティッシュや傘を置いて席を確保するのが
     ローカルの暗黙のルール
    └ 食後はトレイを返却口へ戻す
     (法律で義務化・違反は罰金)
    └ ウェットティッシュ持参が便利

    チキンライス・サテー・ビリヤニが絶品

    ホーカーズで食べた料理は、どれも美味しかった。

    食べたもの
    └ チキンライス
     鶏のスープで炊いたご飯に
     茹で鶏を乗せた国民食
     チリソースをかけて食べる
    └ サテー
     甘いピーナッツソースで食べる
     東南アジア風の焼き鳥
    └ ビリヤニ
     スパイスと長粒米、肉を炊き込んだ
     風味豊かなインド風ご飯

    多国籍な料理が一か所で味わえるのが、シンガポールのホーカーズの醍醐味だ。中華もインドもマレーも、好きなものを好きなだけ選べる。チリクラブのような贅沢なシーフードも楽しめる。

    UnsplashCircle Digital Marketing Agencyが撮影した写真のCircle Digital Marketing Agencyが撮影したイラスト素材

    ナイトサファリは正直、期待しすぎた

    ここは正直に書きたい。

    世界初の夜の動物園として有名なナイトサファリにも行った。期待に胸を膨らませて向かったのだが、結論から言うと、思っていたほどではなかった。

    ナイトサファリの正直な感想
    └ 大行列で長時間並んだ
    └ トラムから見る動物は暗くて見にくい
    └ 夜と言っても動物が
     活発に動いていなかった
    └ 一緒にいた子供も少し不満そうだった

    もちろん人によって感じ方は違うと思う。ただ、長時間並んだ割には、という気持ちは正直に伝えておきたい。

    期待値を上げすぎず、近くで動物を見たいなら、トラムだけでなく徒歩で回る「ウォーキングトレイル」を組み合わせるのがおすすめだ。料金は大人S$58、子供S$41ほどする。


    ガムは持ち込み禁止、でも水道水は飲める

    シンガポールは「ファイン・シティ」と呼ばれる。素晴らしい街という意味と、罰金(fine)が多い街という二つの意味がかかっている。

    東南アジアの中では断トツに清潔で、その秘密は厳しいルールにある。

    知っておくべきルール
    └ ガムの持ち込み・噛むことは禁止
    └ ポイ捨て・唾吐きは
     最大S$1,000の罰金
    └ MRT車内は飲食禁止
     (水や飴も含む・最大S$500の罰金)

    一方で、東南アジアでは珍しく水道水がそのまま飲める。街中に給水スポットも多いので、マイボトルを持参すると節約になる。この清潔さと安全性が、シンガポールの大きな魅力だ。


    移動はGrabとタッチ決済が便利

    MRT(地下鉄)
    └ 主要観光地をほぼ網羅
    └ 切符不要
    └ タッチ決済対応のクレジットカードを
     改札にかざすだけ
    
    Grab
    └ Grabの本社がシンガポールにある
    └ タクシー代わりに必須
    └ 料金が事前確定で安心
    └ ぼったくりの心配なし

    シンガポールはGrabの本拠地だけあって、Grabが非常に使いやすい。タイから旅を続けているなら、同じアプリでそのまま使える。


    物価は高いがメリハリで対応

    費用の目安(ドル換算)
    └ ホーカーでの食事:S$5〜8
    └ レストラン:S$30〜
     (サービス料10%+消費税9%が別途)
    └ ペットボトルの水:S$1.5〜2

    シンガポールは東南アジアで断トツに物価が高い。ただしホーカーズを賢く使えば食費は抑えられる。高級レストランとホーカーズを上手に組み合わせるのがコツだ。


    子連れ旅行のコツ

    寒暖差に注意
    └ 外は常夏だが
     モールやMRTの冷房が非常に強い
    └ 子供用の羽織りものを常に持つ
    
    スコール対策
    └ 午後に突然の激しい雨
    └ 雨具を準備し
     屋内施設で過ごす時間も確保
    
    バリアフリー
    └ 街全体がフラット
    └ ベビーカーでの移動が快適

    まとめ

    シンガポールは、一度の旅で中華・インド・アラブの三つの文化を味わえる、お得な国だ。セントーサ島で遊び、多民族エリアを歩き、ホーカーズで絶品グルメを堪能する。

    ナイトサファリは個人的には期待しすぎたが、それも含めて正直な旅の記録だ。清潔で安全、水道水も飲めて、Grabも使いやすい。旅行初心者にも、東南アジアに慣れた人にもおすすめできる。

    物価は高いが、それだけの価値がある国だと思う。マリーナベイサンズで贅沢を味わい、ホーカーズでローカルを楽しむ。そんなメリハリのある旅が、シンガポールには似合っている。

  • 【シンガポール】マリーナベイサンズ宿泊記!極上の夜景が広がる屋上インフィニティプール体験

    【シンガポール】マリーナベイサンズ宿泊記!極上の夜景が広がる屋上インフィニティプール体験

    シンガポールといえば、誰もが一度はテレビやSNSで見たことがあるあの光景。3つのビルの上に船が乗ったようなホテル、マリーナベイサンズ。その屋上にある横長のプールから都会を見下ろす写真は、世界中の憧れの的だ。

    今回、そのマリーナベイサンズに実際に泊まってきた。憧れの場所は期待通りだったのか、正直にレポートしたい。


    スタンダードルームは意外と普通だった

    マリーナベイサンズは部屋数がとても多い。僕が泊まったのはスタンダードの部屋で、価格は比較的安く抑えられた。

    ただ正直に言うと、部屋の内装は他の中級から高級ホテルとあまり変わらない印象だった。豪華すぎることもなく、シンプルで快適。部屋そのものに過度な期待をすると拍子抜けするかもしれない。

    でも、このホテルの本当の価値は部屋ではない。屋上にある。


    宿泊者専用の屋上プールへ

    マリーナベイサンズの最大の魅力は、地上57階にある宿泊者専用の屋上プールだ。テレビやSNSでよく見る、あの横長のインフィニティプールである。

    ここは宿泊者だけの特権だ。ルームキーがないと入れない。外部の人がお金を払って入ることはできないので、泊まる価値が一気に上がる。

    上から見下ろす都会の景色と、横に長く伸びるプール。日中はお酒を飲みながらゆっくり過ごす宿泊客が多くいた。みんな思い思いにこの特別な空間を楽しんでいる。


    プールは断然、夜が最高

    昼間のプールも素晴らしいが、個人的には夜の方が断然好みだった。

    日が暮れると、プールがライトアップされる。夜景を一望しながら、まるでセレブになったかのような大人の雰囲気に包まれる。昼間の開放的な雰囲気とはまったく違う、洗練された世界がそこにある。

    きらめく夜景とライトアップされた水面。この景色を見るためだけでも、マリーナベイサンズに泊まる価値はあると思う。憧れていたあの光景の中に、自分が本当にいる。そんな贅沢な時間だった。


    カジノで5分で500ドルを失った話

    マリーナベイサンズにはカジノが併設されている。せっかくだからと、軽い気持ちで足を運んでみた。

    まず驚いたのが入場前のセキュリティチェックの厳しさだ。かなり時間がかかり、入る前から圧倒された。

    そして、ようやく入場してからが本番だった。スロットマシンに向かい、軽い気持ちで遊び始めたのだが、なんと5分で500ドルを失った。あっという間に消えた。

    泣きながら、すぐに部屋に戻った。憧れのホテルでのセレブ気分は、ここで一瞬にして消し飛んだ。

    カジノは本当に魔物だ。これからマリーナベイサンズのカジノに行く人は、僕の二の舞にならないよう、引き際を決めてから挑んでほしい。くれぐれも、入場前に「ここまで」という予算を固く決めておくこと。あの高揚感の中では、冷静な判断ができなくなる。


    ガーデンズバイザベイでピクニック

    マリーナベイサンズのすぐ近くにあるのが、ガーデンズバイザベイだ。

    ここは大きな敷地の植物園のような場所だが、ただ植物を見るだけの場所ではない。メインのスーパーツリーの近くに大きな芝生が広がっていて、そこで横になってお昼寝をしたり、敷地内のレストランでテイクアウトしたものを食べながらピクニックのように過ごせる。

    都会の真ん中で、こんなにのんびりできる場所があるとは思わなかった。歩き疲れたら芝生でゴロンと横になる。それだけで贅沢な時間になる。


    スーパーツリーの光と音のショー

    ガーデンズバイザベイのハイライトは、やはり夜だ。

    日が暮れて暗くなると、巨大なスーパーツリーがライトアップされ、音と光のショーが始まる。近未来的な人工の木々が音楽に合わせて光り輝く様子は圧巻だ。しかもこのショーは無料で見られる。

    昼は芝生でのんびり、夜は光のショー。一日中いても飽きない場所だ。


    帰りのチャンギ空港も観光スポット

    シンガポールは帰りの空港まで楽しめる。

    チャンギ国際空港に直結したショッピングモール「ジュエル」では、買い物はもちろん、室内にある巨大な人工の滝と森の雰囲気に癒される。空港でこんなに時間をつぶせる場所はそうない。フライトまでの時間が、退屈どころか足りないくらいだった。


    まとめ

    マリーナベイサンズは、部屋そのものは普通かもしれない。でも、あの屋上プールから見る景色は、間違いなく一生の思い出になる。特に夜のライトアップされたプールは、憧れが現実になる瞬間だった。

    カジノでは痛い目を見たが、それも含めて忘れられない旅になった。ガーデンズバイザベイでのんびり過ごし、夜は光のショーを楽しみ、帰りはチャンギ空港で癒される。マリーナベイ周辺だけでも、シンガポールは十分に楽しめる。

    憧れの場所は、やっぱり一度は自分の目で見る価値がある。ただしカジノには手を出さないこと。次は、シンガポールの多民族文化とグルメについて書きたい。

  • 【海外で救急搬送】マレーシアで一泊入院したリアルな体験談|旅行保険に救われた話

    【海外で救急搬送】マレーシアで一泊入院したリアルな体験談|旅行保険に救われた話

    旅先で本気で「死ぬかもしれない」と思ったことが一度だけある。マレーシアでの一夜だ。

    結論から言うと、海外旅行保険に入っていなかったら、あの夜の僕はもっと悲惨なことになっていた。これは旅先での体調不良と、保険のありがたみを身をもって知った話だ。これから海外に行く人に、ぜひ読んでほしい。


    きっかけはマンゴーと赤いスープの麺

    その日は街を散歩していた。途中で買って食べたマンゴーと、近くで誰かが美味しそうに食べていた赤いスープの麺。それが妙に魅力的に見えて、つい注文して食べた。

    今思えば、このどちらかが原因だったのだろう。いや、慣れない気候も重なっていたのかもしれない。原因は今でも特定できない。


    宿に戻ってから異変が始まった

    その後、安いけれど人気が少なく、薄暗い雰囲気の宿に戻った。

    少しふらふらして体調がすぐれなかったので、2時間ほどベッドで横になった。普段なら少し寝れば回復することがほとんどだ。だからこの時も、寝れば治ると思っていた。

    ところが、起きても治らない。それどころか胃が気持ち悪くなって、何度も吐いてしまった。

    水を飲んでも胃がまったく動いていないような感覚で、すぐに吐き戻してしまう。気持ち悪さに加えて、体に震えまで出てきた。


    「このままだと死ぬかもしれない」

    その時、本気で恐怖に襲われた。

    このまま宿のベッドで寝ていても、誰も看病してくれない。言葉も通じない異国の薄暗い部屋で、症状はどんどん悪化していく。もしかしたら、このまま死ぬかもしれない。

    そう思った瞬間、無理やり体を起こした。外に出てタクシーを止め、加入していた保険会社の冊子に載っていた病院へ向かった。命綱はその冊子だけだった。


    救急病院での一夜

    すでに夜で外来は閉まっていたが、その病院には救急があった。たどり着くと、すでに何人もの患者が待っていた。

    ところが、言葉の通じない外国人が死にそうな顔で何かを訴えていたものだから、急病だと思われたのだろう。比較的早めに診察してもらえた。皮肉なことに、この時ばかりは言葉が通じないことが幸いした。

    その夜は入院することになった。夜中に何度か注射を打たれ、薬を飲まされた。すると翌朝には、症状がだいぶ治まっていた。


    ニヤニヤ覗きにくる看護師さんたち

    入院中に忘れられない光景がある。

    病室に、数人の看護師さんがニヤニヤしながら何度も覗きにくるのだ。最初は何事かと思った。

    後から考えれば、見慣れない外国人が大袈裟に喚いて救急に駆け込んできたのが、よほど滑稽に見えたのだろう。今となっては笑い話だが、その時の僕は必死だった。


    懐かしのミロだけ飲んだ朝

    翌朝、病院食が出た。胃の調子はまだ完全ではなかったので、ほとんど食べられなかった。

    ただ、トレイの上になぜか「ミロ」があった。日本ではほとんど見かけなくなったあのミロだ。その懐かしさのあまり、ミロだけはありがたく飲んだ。異国の病院のベッドで飲むミロは、不思議と心に沁みた。


    入院費は約7万円、保険で全額カバー

    退院時、入院費が約7万円と聞いて驚いた。一泊でこの金額だ。

    しかも、すぐに払える現金は手元になかった。立て替えるにしても、保険金が戻ってくるまでには時間がかかる。

    そこで「請求は保険会社へ(インシュランスへ)」と伝え、持っていた保険証の連絡先情報を渡した。

    その後、病院に保険会社の日本人スタッフから連絡が入り、話がまとまった。最終的に保険会社から病院へ直接支払われる形で解決した。僕は一円も立て替えることなく済んだのだ。

    これが、海外旅行保険の本当のありがたみだ。


    マレーシアの医療レベルは高かった

    ちなみに、マレーシアの医療レベルは高いと聞いていたが、実際に体験してみると日本とあまり変わらない印象だった。設備も対応もしっかりしていて、安心して治療を受けられた。

    その後は何事もなく回復し、予定通りシンガポールへ向かうことができた。あの一夜がなければ、もっと気軽に旅を続けていただろう。


    この経験から伝えたいこと

    海外旅行保険は絶対に入る
    └ 一泊7万円が無料になった
    └ 重症ならもっと高額になる
    └ 「たぶん大丈夫」では済まない
    
    保険証・連絡先情報を必ず携帯する
    └ あの冊子が命綱だった
    └ 病院の連絡先も載っている
    └ スマホにも保存しておく
    
    支払いは「保険会社へ」と伝える
    └ 現金がなくても対応できる
    └ 立て替え不要のケースもある
    └ キャッシュレス対応の保険が便利

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    クレジットカード付帯保険の注意点

    クレジットカード付帯の保険
    └ 条件が細かい
    └ 利用付帯(旅行代金をカードで払う等)
     が条件の場合がある
    └ 補償額が不十分な場合もある
    └ 出発前に必ず確認する
    
    不安なら別途加入する
    └ 数千円で手厚い補償が得られる
    └ キャッシュレス対応のものを選ぶ
    └ 万が一を考えれば安い投資

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    まとめ

    旅先での体調不良は、誰にでも起こりうる。慣れない気候、慣れない食事、疲労が重なれば、健康な人でも突然倒れることがある。

    あの夜、保険に入っていなければ、僕は言葉も通じない異国で、お金の心配までしながら震えていただろう。保険があったからこそ、治療に専念できた。

    海外に行くなら、旅行保険は絶対に入ってほしい。それも、補償内容をきちんと確認したうえで。これは20年以上旅をしてきた僕からの、心からのお願いだ。

    そして、もし海外で体調を崩したら、我慢せずにすぐ病院へ。命より大事なものはない。

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  • 【マレー鉄道の旅】タイからマレーシアへ寝台列車で国境越え!東南アジア縦断ルート

    タイのビーチリゾートを巡った後、僕はスラタニからマレー鉄道で国境を越えた。バンコクからマレーシアまで寝台列車に揺られながら、旅の風情を存分に味わう。これも東南アジアの醍醐味だ。

    マレーシアはタイとシンガポールの間にありながら、意外と素通りされがちな国だ。しかし実際に旅してみると、食事の美味しさと多様な魅力に驚かされる。今回はタイから南下してマレーシアを縦断した旅の記録だ。


    マレー鉄道で国境を越える

    タイ南部のスラタニからマレー鉄道に乗り、陸路で国境を越えた。

    バンコクからマレーシアまで寝台列車で行くのは、時間はかかるが旅の風情がたまらない。車窓を流れる景色を眺めながら、ゆっくりと南下していく。

    マレー鉄道での国境越えルート
    └ バンコク中央駅から寝台列車
     (45番列車等)でパダンブサールへ
     (約16時間)
    └ パダンブサール駅で
     タイ出国とマレーシア入国を一度に完了
    └ マレー鉄道(KTM)の高速鉄道ETSに乗り換え
    └ KLセントラル駅まで約5.5時間

    陸路の国境越えは、バックパッカーにとって特別な体験だ。2026年現在は特定の連休に合わせて、タイ南部のハジャイからクアラルンプールへ直通する特別列車「MySawasdee Express」も運行されているようだ。

    UnsplashJKが撮影した写真のJKが撮影したイラスト素材

    ランカウイ島のビーチリゾート

    マレーシア側のアンダマン海にも、タイに負けず劣らず素敵なビーチリゾートがある。それがランカウイ島だ。

    タイ国境に近いこの島は自然豊かなリゾートアイランドで、島全体が免税特区に指定されている。ビールやチョコレートなどを格安で購入できるのが旅行者にとって嬉しい。ビーチでのんびりするほか、マングローブのジャングルを探検するカヤックツアーも人気だ。

    タイのビーチを堪能した後でも、十分に楽しめる魅力がある。

    UnsplashNazarizal Mohammadが撮影した写真のNazarizal Mohammadが撮影したイラスト素材

    ペナン島で食べた日本食に驚いた

    クアラルンプールの前に、ペナン島に寄り道した。ここで思わぬ驚きがあった。

    屋台街で食べた日本食のレベルが、とにかく高かったのだ。かつ丼と味噌汁を頼んだのだが、ここが海外だということを完全に忘れてしまうほど美味しかった。屋台でこのクオリティが出せるのかと、本気で感動した。

    もちろん日本食以外の料理も、屋台とは思えないレベルの高さだった。

    ペナン島のジョージタウンはイギリス植民地時代の街並みが残る世界遺産で、ウォールアート探しも定番の楽しみ方だ。そして何より、マレーシア随一の「美食の街」として知られている。

    ペナン島の名物グルメ
    └ チャークイティオ
     (米粉の平打ち麺を炒めたもの)
    └ アッサムラクサ
     (魚介ダシの酸っぱ辛い麺)
    └ ガーニードライブなどの屋台街(ホーカーセンター)

    夜の屋台街は大盛況で、地元の熱気も含めて楽しめる。


    マレーシア料理は東南アジアで一番美味しい

    正直に言うと、東南アジアの中でマレーシア料理が個人的に一番美味しく感じた。

    印象に残った料理
    └ ナシレマ(国民食)
     ココナッツミルクで炊いたご飯に
     甘辛いサンバル・小魚・ピーナッツ・ゆで卵
     滞在中何度も食べた
    └ ライスとおかずを3つ選ぶ定食スタイル
    └ バクテー(肉骨茶)
     豚肉を漢方スープで煮込んだ中華系料理
    └ サテー
     ピーナッツソースで食べる東南アジア風焼き鳥

    なぜこんなに美味しいのか考えてみると、マレーシアが多民族国家だからだろう。マレー系・インド系・中華系の食文化が融合していて、香辛料やココナッツミルクを多用したコクのある味わいが楽しめる。一つの国でこれだけ多様な料理を味わえる場所はそうない。

    UnsplashDamia Mustafaが撮影した写真のDamia Mustafaが撮影したイラスト素材

    クアラルンプールは近代都市

    クアラルンプールは想像以上に近代的な都市だった。

    KLCC(クアラルンプール・シティ・センター)に行ったが、シンボルのペトロナスツインタワーは圧巻だ。高さ452mを誇り、41階のスカイブリッジと86階の展望台に上ることができる。

    ペトロナスツインタワーの注意点
    └ 入場枠が限られているため
     公式サイトでの事前予約が必須
    └ 当日券は朝早くから並ばないと
     買えないことが多い
    └ 夜のライトアップは
     KLCC公園側から無料で楽しめる

    移動にはGrabが便利だ。マレーシアでもGrabは浸透しているので、アプリを活用した方がスムーズに動ける。タイで慣れていれば同じ感覚で使える。

    UnsplashEsmonde Yongが撮影した写真のEsmonde Yongが撮影したイラスト素材

    ボルネオ島には野生のオランウータンがいる

    今回は行けなかったが、マレーシアにはもう一つ大きな魅力がある。ボルネオ島だ。

    ボルネオ島の見どころ
    └ セピロック・オランウータン・
     リハビリテーションセンター
     保護されたオランウータンの
     餌付けシーンを間近で観察できる
    └ キナバタンガン川クルーズ
     野生のテングザルやゾウに
     出会えるチャンスがある

    大自然と野生動物の宝庫で、都市部とはまったく違うマレーシアの顔が見られる。次回はぜひ訪れてみたい場所だ。

    UnsplashDimitry Bが撮影した写真のDimitry Bが撮影したイラスト素材

    知っておきたいイスラム文化

    マレーシアはイスラム教を国教としているが、他宗教にも寛容な多民族国家だ。旅行者として最低限のマナーは知っておきたい。

    イスラム文化での注意点
    └ モスク見学時は肌の露出NG
     長ズボン・ロングスカート着用
     (有名なモスクではローブの無料貸出あり)
    └ 物の受け渡しや食事は右手を使う
     (左手は不浄とされる)
    └ イスラム教徒は豚肉とアルコールを口にしない
     ただし中華系・インド系・観光客向けの店では
     お酒も豚肉も普通に楽しめる

    旅の基本情報

    ベストシーズン
    └ 西海岸(KL・ペナン・ランカウイ)は
     11月〜3月が雨が少ない
    └ ボルネオ島など東側は4月〜10月が最適
    └ 雨季でも短時間のスコールが中心
    
    物価
    └ 日本の2/3〜半額程度
    └ ローカル屋台なら1食300〜500円
    └ ただしアルコールは酒税が高く日本並み
    
    治安
    └ 東南アジアでは比較的安全
    └ スリ・ひったくりには注意
    └ 移動はGrabが安心

    タイからシンガポールへの寄り道に最適

    タイからシンガポールへ向かう途中、マレーシアを素通りしてしまう旅行者は多い。しかし、ここで寄り道する価値は十分にある。

    物価が安く、食事が美味しく、多民族文化で多様性がある。ビーチリゾートも近代都市も楽しめる。Grabが使えて移動も楽だ。


    まとめ

    マレー鉄道でタイから南下し、ペナン島で絶品グルメを味わい、クアラルンプールで近代都市を体験する。マレーシアは東南アジア縦断の旅において、最高の寄り道スポットだ。

    特に食事の美味しさは東南アジアでも随一だと思う。タイからシンガポールへ抜ける旅程を考えているなら、ぜひマレーシアでゆっくり数日過ごしてみてほしい。きっと予想以上の満足感が得られるはずだ。

    次はいよいよ東南アジアの最先端、シンガポールへ向かう。

  • 【タイ旅行の持ち物・服装】20年通い詰めたプロが教える本当に必要なもの&ベストシーズン

    【タイ旅行の持ち物・服装】20年通い詰めたプロが教える本当に必要なもの&ベストシーズン

    タイに20年通ってきて、何度も「これを持ってくればよかった」「これは要らなかった」と学んできた。この記事では、タイの季節の選び方と、本当に必要な持ち物を正直にまとめる。これからタイに行く人の失敗を一つでも減らせたら嬉しい。


    タイには3つの季節がある

    乾季(11月〜2月)
    └ 雨が少なく朝晩は涼しい
    └ 観光のベストシーズン
    └ 海も最も綺麗
    └ ただし航空券・ホテルが高騰
    
    暑季(3月〜5月)
    └ 1年で最も暑い・日中40度近く
    └ ソンクラーン(水かけ祭り)が楽しめる
    └ 日中の街歩きは過酷・熱中症注意
    
    雨季(6月〜10月)
    └ 毎日1〜2時間の激しいスコール
    └ 旅費が最も安い
    └ 南国フルーツが美味しい
    └ 道路が冠水することも
    UnsplashEvan Krauseが撮影した写真のEvan Krauseが撮影したイラスト素材

    地域で気候が違うのが最大の落とし穴

    タイは縦に長いので地域によって天候が全く違う。特に南部の島は海域によって雨季がずれるので要注意だ。

    バンコク(中央部)
    └ 一年中暑い・雨季は夕立が多い
    
    チェンマイ(北部)
    └ 乾季の朝晩は15度前後まで冷える
    └ 2月後半〜4月はPM2.5の煙害に注意
    
    プーケット(アンダマン海側)
    └ 雨季は5月〜10月
    └ この時期は遊泳禁止のビーチも多い
    
    タオ島・パンガン島・サムイ島(タイランド湾側)
    └ 雨季は10月〜12月
    └ 日本の夏休み(7〜8月)に島へ行くなら
     プーケットよりこちらが晴天率が高い

    これは本当に重要なポイントだ。夏休みにプーケットを選んで雨季に当たってしまう人が多い。同じ時期でもタオ島・パンガン島側なら晴れている。

    UnsplashIbrahim Rifathが撮影した写真のIbrahim Rifathが撮影したイラスト素材

    これさえあれば何とかなる4点

    20年通って分かったことは、結局これだけあれば何とでもなるということだ。

    └ パスポート(残存期間6ヶ月以上必須)
    └ 現金(タイバーツ)
    └ キャッシングできるクレジットカード
    └ スマホ

    胃腸薬やその他の薬も、タイには薬局が多いのですぐ手に入る。忘れても現地で何とかなるものは多い。

    UnsplashNoppon Meenuchが撮影した写真のNoppon Meenuchが撮影したイラスト素材

    出発前に必ずやること

    TDAC(電子入国カード)の事前申請
    └ 到着72時間前から登録
    
    パスポートの残存期間確認
    └ 6ヶ月以上必要
    
    スマホの通信手段の確認
    └ ahamoはそのまま海外で使える
    └ 使えない場合はeSIMを用意
    └ タイの空港でもSIMは買えるが
     事前準備の方がスムーズ
    
    Grabアプリのインストール
    └ クレジットカード登録も済ませておく
    └ 移動が圧倒的に楽になる
    
    海外旅行保険
    └ クレジットカード付帯がなければ加入

    UnsplashJulia Kicovaが撮影した写真のJulia Kicovaが撮影したイラスト素材

    ビーチに行くなら

    └ 水着
    └ ビーチサンダル
    └ 日焼け止め(リーフセーフ推奨)
    └ 酔い止め(島へのボートは必須)
    └ 防水スマホケース

    特に酔い止めは島へ渡るスピードボートで必須だ。僕はタオ島で酔い止めを甘く見て地獄を見た。

    UnsplashThe DK Photographyが撮影した写真のThe DK Photographyが撮影したイラスト素材

    意外と見落とす持ち物

    羽織るもの

    タイの長距離バスや電車はエアコンがかなり強い。凍えるほど寒いことがあるので上に羽織るものは必須だ。チェンマイの朝晩も冷えるので薄手のパーカーがあると安心。

    寺院訪問用の服

    タイの寺院は露出の高い服(ノースリーブ・短パン・ミニスカート・破れたジーンズ)では入れない。羽織りものと長ズボンを用意しておこう。

    UnsplashBrenton Williamsonが撮影した写真のBrenton Williamsonが撮影したイラスト素材

    ウェットティッシュ

    屋台や公衆トイレには紙がないことが多い。衛生面でも活躍する。

    エコバッグ

    タイのコンビニやスーパーはレジ袋が有料か提供なしになっている。


    飛行機での注意点

    ネックピロー
    └ 長時間フライトに便利
    
    空気式の足置き
    └ 前回タイ国際航空で注意された
    └ 航空会社によっては使用禁止
    └ 事前に確認した方がいい

    これは意外と知られていない。足置きは航空会社によってルールが違うので注意が必要だ。


    絶対に持ち込んではいけないもの

    電子タバコ
    └ タイでは違法
    └ 持ち込み厳禁・罰則あり
    
    シーシャ(水タバコ)
    └ こちらも禁止
    
    紙のタバコ
    └ これは問題なし

    電子タバコは日本で普通に使っていても、タイでは違法だ。知らずに持ち込んで処罰されるケースがあるので絶対に置いていこう。


    お金と両替のコツ

    両替はタイ現地で
    └ 日本の空港はレートが悪い
    └ バンコク市内のSuper Rich
     (緑やオレンジの看板)が最強レート
    
    現金が必要な場面
    └ 屋台・トゥクトゥク・個人商店・チップ
    └ 20バーツ・100バーツ札を用意
    
    クレジットカード
    └ 中〜大型店舗・ホテル・Grab登録に使う
    └ キャッシング機能付きが便利

    食事の心配は不要

    タイのご飯が口に合わなくても心配いらない。マクドナルドやバーガーキングなどファストフード店が至る所にある。どうしても口に合わない時の逃げ道は十分にある。

    UnsplashAndrew Lyが撮影した写真のAndrew Lyが撮影したイラスト素材

    疲れたらレッドブル

    タイは年中暑く、移動しているだけで体力を消耗する。とにかく疲れやすい。

    そんな時はコンビニに行けばレッドブルなどの栄養ドリンクが数多く売っている。本場タイのレッドブルは効く。僕も移動で疲れた時はいつもお世話になっている。


    バッグはスーツケースかバックパックか

    スーツケースがおすすめ
    └ バンコク・チェンマイの都市部中心
    └ ホテルを拠点に動く
    └ お土産をたくさん買いたい
    
    バックパックがおすすめ
    └ 島巡りをする人
    └ タオ島・パンガン島への移動は
     ボートの乗り降りや砂浜歩きが多く
     スーツケースだと地獄を見る

    持っていかなくていいもの

    多すぎる着替え
    └ タイには安いランドリーサービスが多い
    └ Tシャツは現地で買うのも楽しい
    
    かさばるガイドブック
    └ スマホで十分
    
    ヒールの靴
    └ バンコクの歩道はガタガタ
    └ スニーカーとサンダルで十分

    UnsplashSumit Chinchaneが撮影した写真のSumit Chinchaneが撮影したイラスト素材

    まとめ

    タイ旅行で一番大事なのは季節と地域の組み合わせだ。乾季のバンコク、夏休みならタオ島側、というように目的に合わせて選べば失敗しない。

    持ち物は突き詰めればパスポート・現金・カード・スマホの4つで何とかなる。あとは現地で買える。身軽に行って、足りないものは現地調達するのがタイ旅行の醍醐味だ。

    電子タバコだけは絶対に置いていくこと。それだけは忘れないでほしい。

  • 【パンガン島フルムーンパーティー】朝7時まで爆踊り!世界三大レイブの熱狂と参加の注意点

    【パンガン島フルムーンパーティー】朝7時まで爆踊り!世界三大レイブの熱狂と参加の注意点

    パンガン島は、映画「ザ・ビーチ」にも登場した島だ。映画では語られなかったが、この島は月に一度のフルムーンパーティーで世界的に有名になった。世界三大レイブの一つとも呼ばれる、満月の夜の伝説的なビーチパーティーだ。

    私はもともとクラブミュージックが好きで、世界中の野外レイブを巡る旅行者の本を読んでパンガン島を知った。いつか必ず行ってみたい。そう思い続けて、ついに実現した夜の話をしたい。


    パンガン島への行き方

    私はバンコクから寝台列車でスラタニまで行き、フェリーに乗り換えて向かった。宿泊費が浮くのでバックパッカーには人気のルートだ。

    ①最速・快適ルート
    └ サムイ島まで飛行機+フェリー
    └ 約4〜5時間
    
    ②コスパ重視ルート
    └ スラタニまでLCC+バス+フェリー
    └ 約5〜6時間
    
    ③旅情・最安ルート
    └ 夜行列車/バス+フェリー
    └ 約11〜16時間

    タオ島にも近いので、サムイ島まで飛行機で行ってフェリーに乗り換えるのが一番楽だ。

    UnsplashSotiris Savvidesが撮影した写真のSotiris Savvidesが撮影したイラスト素材

    パーティー一週間前から滞在した

    フルムーンパーティー直前は宿が取りにくいと聞いていたので、パーティーの一週間ほど前からコテージを予約して滞在した。これは正解だった。満月前後は2〜3ヶ月前に人気の宿が埋まるので、早めの予約は必須だ。

    おかげでパーティーまでの日々をゆっくり楽しめた。パンガン島にはいろんなビーチがあるので、日中はのんびり過ごしたり、レンタルバイクで島中を回ったりした。

    UnsplashEirik Skarsteinが撮影した写真のEirik Skarsteinが撮影したイラスト素材

    レンタルバイクで血だらけになった話

    島にはソンテウ(乗り合いタクシー)があるので移動には困らない。ただバイクをレンタルすると自由に動けるし、島での解放感が一気に増す。

    しかし、ここで失敗した。あまりバイクに乗った経験がなかったので、街中で転倒して血だらけになってしまった。

    幸い擦り傷が数ヶ所で済んだのだが、問題はそこではなかった。借りたバイクが新品だったため、そこそこの修理代を支払う羽目になった。怪我より財布のダメージの方が痛かった、というのが正直なところだ。

    パンガン島は坂道が非常に急で旅行者のスクーター事故が多発している。運転に自信がなければ素直にソンテウを使うことをおすすめする。

    UnsplashCasper Westeraが撮影した写真のCasper Westeraが撮影したイラスト素材

    満月の夜、検問を素通りした

    フルムーンパーティーの夜、12時頃に会場へバイクで向かった。

    その途中で検問があった。パンガン島はパーティーで有名なだけあって薬物も出回っており、警察の取り締まりが強化されている。前を走っていた欧米人の車が止められて、薬物チェックを受けていた。

    私は何も持っていなかったが、現地のタイ人と思われたのか、そのまま素通りだった。日焼けした顔が幸いしたのかもしれない。


    ビーチが巨大な野外クラブに変貌する

    夜12時過ぎに会場のハドリンビーチに着くと、そこは人でごった返していた。約800mのビーチが巨大な屋外クラブに変貌していた。

    野外のブースやバーがいくつもあり、ファイヤーダンスショーが繰り広げられ、その雰囲気に圧倒された。世界中から2万〜3万人規模の若者が集まると言われるだけのことはある。

    会場の雰囲気
    └ 10以上のステージ
    └ EDM・テクノ・ヒップホップ・レゲエ・トランス
    └ ネオンのボディペイント
    └ 大迫力のファイヤーショー
    └ バケツにお酒を入れて飲む「バケツカクテル」

    ブースごとに音楽のジャンルが分かれているので、私は好きなトランスの場所に陣取った。


    ビールを燃料に朝7時まで踊り続けた

    トランスのブースで、ビールを燃料に踊り続けた。気がつけば朝の7時になっていた。

    驚いたのは、麻薬などなくても音楽とパーティーの雰囲気だけで脳内麻薬がドバドバ出ていたことだ。ドーパミンが溢れ出ていたのだろう。疲れをまったく感じず、朝まで踊り続けた自分に自分で驚いた。

    朝日が昇ってパーティーが終わり、宿に戻って眠りについた。あの一体感と高揚感は、人工的なものに頼らなくても十分すぎるほどの体験だった。

    UnsplashDanny Howeが撮影した写真のDanny Howeが撮影したイラスト素材

    薬物には絶対に手を出さない

    ここは強く言っておきたい。

    薬物の危険性
    └ タイでは違法薬物に極めて厳しい
    └ おとり捜査・抜き打ち尿検査がある
    └ 最悪の場合は死刑もありうる
    └ 大麻も娯楽目的の公共吸引は違法

    私が朝まで踊り続けられたように、音楽と雰囲気だけで十分に楽しめる。人生を棒に振るリスクを冒す意味はまったくない。


    その他の注意点

    ドリンクスパイク(睡眠薬混入)
    └ 見知らぬ人から飲み物をもらわない
    └ バケツカクテルを放置しない
    
    服装・持ち物
    └ 必ず靴を履く(割れたガラスが落ちている)
    └ 現金は最低限・パスポートは宿に保管
    └ スマホは防水ケース・ストラップ付きで
    
    ファイヤーロープ(火の縄跳び)
    └ 酔って挑戦して大火傷する人が絶えない
    └ 見るだけにとどめる
    
    夜の海に入らない
    └ 泥酔して溺れる事故がある
    UnsplashYoav Azizが撮影した写真のYoav Azizが撮影したイラスト素材

    昼間のパンガン島も最高

    パンガン島はパーティーだけの島ではない。豊かな自然も大きな魅力だ。

    昼の楽しみ方
    └ ボトルビーチ・ビューポイント(絶景トレッキング)
    └ シリタヌエリア(世界的なヨガ・ヒーリングの聖地)
    └ アントーン諸島国立海洋公園ツアー
    └ ゼンビーチ(サンセットとチルな空間)
    └ メーハードビーチ(干潮時に無人島へ歩いて渡れる)

    特にシリタヌエリアはヨガの聖地として有名だ。激しいパーティーと静かなヨガが同居しているのが、パンガン島の不思議な魅力だと思う。


    タイのEDMシーンは今アツい

    実は今、タイのEDMシーンが熱い。

    ベルギーの世界的EDMフェス「トゥモローランド」が、なんと今年12月にタイのパタヤ近郊で初開催されるらしい。チケットはすでに完売しているとのことで、来年また開催されればぜひチャレンジしたい。個人的にアヴィーチーが好きなのだが、きっと彼の曲も流れるのだろう。

    さらにタイは近年、水かけ祭り(ソンクラーン)の時期にも野外EDMイベントが盛り上がっている。ステージから大量の水を観客に放水しながら、みんなビショビショになって踊る。あれは最高に楽しい時間だ。


    ベストシーズン

    12月〜4月(乾季)
    └ 天候が最も安定・大ハイシーズン
    
    7月〜8月
    └ ヨーロッパの夏休みと重なり大盛況
    
    避けるべき時期
    └ 10月〜11月(モンスーンで大雨・高波)

    まとめ

    パンガン島のフルムーンパーティーは、想像をはるかに超える体験だった。満月の下、約800mのビーチで2万人が踊り狂う。トランスのリズムに身を任せ、ビールだけを燃料に朝7時まで踊り続けた。

    人工的なものに頼らなくても、音楽と一体感だけで人はあそこまで高揚できる。それを身をもって知った夜だった。

    クラブミュージックが好きな人なら、一生に一度は満月の夜のパンガン島に行ってみてほしい。ただし、バイクの運転と薬物にだけは気をつけて。前者は財布が、後者は人生が痛い目に遭う。

  • 【世界一安い!?】泳げない私がタイのタオ島でダイビングライセンスを取得したリアル体験記

    【世界一安い!?】泳げない私がタイのタオ島でダイビングライセンスを取得したリアル体験記

    タイのタオ島は、世界中のダイバーが集まる「ダイビングの聖地」だ。そして、世界一安くダイビングライセンスが取れる島でもある。

    正直に言うと、私は泳ぎがまったく得意ではない。そんな私がここでオープンウォーターのライセンスを取り、後にエジプトのダハブでアドバンスまで取得した。船酔いでゲロを吐きながら、女性インストラクターに厳しく指導されてなんとかやり切った、そんな僕のタオ島の話をしたい。

    UnsplashHasmik Ghazaryan Olsonが撮影した写真のHasmik Ghazaryan Olsonが撮影したイラスト素材

    バンコクからタオ島への行き方

    私はバンコクからバスとフェリーのジョイントチケットで向かった。バンコクから各地への長距離ツアーはカオサンロード発が多い。安く抑えたいならこれが定番だ。

    ①陸路ルート(最安・定番)
    └ 高速バス+フェリー
    └ 約10〜12時間
    └ 約1,250〜1,550バーツ
    └ カオサンを夜出発、翌朝到着
    
    ②空路ルート(コスパ良し)
    └ LCCでチュンポンへ+バス+フェリー
    └ 約6〜8時間
    └ 約2,500〜3,500バーツ
    
    ③空路ルート(最速・快適)
    └ サムイ島まで飛行機+フェリー
    └ 約4〜6時間
    └ 約5,000〜7,000バーツ

    時間がない人はバンコクから飛行機でサムイ島まで行き、そこからフェリーに乗り換えるのが圧倒的に楽だ。


    ダイビングスクールは母国語対応を選ぶ

    タオ島にはダイビングスクールがいくつもある。僕が行った当時は日本人スタッフがいるスクールを選んだ。

    ダイビングスクールは宿泊施設やレストランが敷地内にあるところが多く、講習の合間にもゆっくりリゾート滞在ができる。これがタオ島の魅力だ。

    日本語対応のおすすめスクール(2026年現在)
    └ ビッグブルーダイビング(老舗日系)
    └ バンズダイビングリゾート(世界最大級)
    └ ほうぼう屋タオ島店(20年以上の実績)
    └ コーラルグランドダイバーズ

    設備はスクールによって異なるが、初心者なら絶対に母国語ができるスクールを選んだ方が安心だ。命に関わることなので、ここはケチらない方がいい。

    UnsplashDesiree Mが撮影した写真のDesiree Mが撮影したイラスト素材

    タモリの弟子を名乗るインストラクター

    私を担当してくれたインストラクターは、日本人にしか分からないと思うが「タモリの弟子」と名乗っていた。お昼の番組でゲストからもらったポスターを掲示板に貼る係、というあれだ。本当かどうかは今でも分からない。

    スクールは基本的に多国籍だが、みんな打ち解けやすい。ライセンスを取得する数日間は本当に楽しく過ごせた。世界中から来たダイバー仲間と海に潜る時間は、旅の中でも特別な思い出になる。


    オープンウォーター取得の費用と日数

    タオ島は「世界一安くライセンスが取れる島」と言われるほどコスパが抜群だ。

    費用相場
    └ 約10,000バーツ前後(約43,000円)
    └ 教材費・申請費・器材レンタル込み
    └ 講習中の宿泊無料の場合も多い
    
    必要日数
    └ 3〜4日間
    └ 事前にオンライン学科を済ませれば最短3日

    私の記憶では1週間で5万円くらいだった気がするが、今はもっと安く効率的に取れるようだ。


    海に潜るのは別世界だった

    泳ぎは苦手だったが、シュノーケリングと潜水はまったくの別物だ。

    きれいな海の中に巨大な魚や魚の群れが一面に広がっている。水中で浮いている感覚は、まるで宇宙にいるようだった。あの無重力のような感覚は、一度味わうと忘れられない。

    タオ島で見られる生物も豊富だ。

    見られる生物
    └ ギンガメアジ・バラクーダの巨大な群れ
    └ キンセンフエダイの群れ(黄色い絨毯のよう)
    └ ウミガメ・クマノミ
    └ そしてジンベイザメ
    UnsplashMax Gottsが撮影した写真のMax Gottsが撮影したイラスト素材

    ジンベイザメは見られなかった

    タオ島はジンベイザメが高確率で出るスポットとして世界的に有名だ。滞在中にジンベイザメに遭遇したチームもいたが、残念ながら僕は見られなかった。

    ジンベイザメの狙い目
    └ 3月〜5月(春の乾季)
    └ 10月〜11月
    └ チュンポンピナクル等の外洋ポイント

    これは次回への宿題だ。いつか必ずあの巨体と泳いでみたい。

    UnsplashSebastian Pena Lambarriが撮影した写真のSebastian Pena Lambarriが撮影したイラスト素材

    一番辛かったのは船酔い

    正直に告白すると、一番辛かったのは船酔いだった。

    タオ島はボートダイビングが基本なので、天候が悪いと船がかなり揺れる。僕は激しく酔って、途中で「もうライセンスなんか要らない」と本気で辞めようと思った。

    そこを女性インストラクターに厳しく指導されて、なんとかやり切った。「男なんだからしっかりしなさい」と言われたら、もうやるしかない。意外なことに、船の上より水中に入った方が波がなくて楽だった。

    そして衝撃の体験

    最初の講習で「吐きたかったら酸素ボンベを付けたままでもできる」と習っていた。それを早速実践することになった。

    レギュレーター内にゲロが出たら、思いっきり息を吹き出す。すると左右からゲロが外に出る。そして、その吹き出たゲロに魚たちがエサだと思って群がってきた。あの光景は今でも忘れられない。汚い話だが、これもダイビングのリアルだ。

    UnsplashHiroko Yoshiiが撮影した写真のHiroko Yoshiiが撮影したイラスト素材

    船酔い対策は必須

    私のような失敗をしないために、酔い止めは絶対に持っていこう。

    タイ最強の酔い止め
    └ セブンイレブンや薬局で買える
    └「Dimenhydrinate」という黄色い小さな錠剤
    └ 1袋10バーツ程度
    └ 乗船30分前に飲むとピタッと止まる
    └ ただし強い眠気が出る

    船の上では下を向いてスマホを見ず、風通しの良い中央・後方の席で遠くの景色を見るのがコツだ。


    タオ島のおすすめスポット

    サイリービーチ
    └ 島内最大のメインビーチ
    └ カフェ・バー・ショップが並ぶ
    └ 美しいサンセットとナイトライフの中心
    
    ナンユアン島
    └ 3つの小島が白砂でつながる絶景
    └ シュノーケリングの聖地
    └ 展望台からの景色は必見
    
    シャークベイ
    └ ツマグロやウミガメに高確率で会える

    ベストシーズンと注意点

    ベストシーズン
    └ 3月〜10月(海が穏やか・透明度20〜30m)
    └ 特に3〜5月はジンベイザメの好機
    
    避けるべき時期
    └ 11月〜12月(モンスーンで海が荒れる)

    ダイビング後の飛行機に注意

    減圧症対策で、ダイビング後はバンコク行きの飛行機に乗るまで最低18時間(できれば24時間以上)あける必要がある。最終日のスケジュールは慎重に組もう。

    海外旅行保険は必須

    島内には簡易クリニックしかなく、重度の事故はサムイ島や本土に救急搬送になる。ダイビング事故もカバーする海外旅行保険には必ず加入しておこう。


    まとめ

    泳ぎが苦手で、船酔いでゲロまで吐いた私でも、タオ島でダイバーになれた。そしてその経験があったから、後にエジプトのダハブでアドバンスまで取得できた。

    タオ島は世界一安く、初心者に優しく、それでいて海の美しさは一級品だ。泳ぎが苦手でも、船酔いしやすくても大丈夫。あの宇宙のような水中世界は、すべての苦労を吹き飛ばすだけの価値がある。

    酔い止めだけは忘れずに。それだけは断言しておく。