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  • 食べログ上位の「淡麗系」が分からない!こってり派が語る首都圏ラーメン名店のリアルな本音

    食べログ上位の「淡麗系」が分からない!こってり派が語る首都圏ラーメン名店のリアルな本音

    飯田商店で、隣にいた友達が「このスープ、やばいね」って言ってた。たしかにスープは激ウマだった。ただ自家製麺がけっこう柔らかめで、これは好みが分かれるタイプだと思う。

    ラーメンには、食べログでずっと上位にいる、あっさりした淡麗系の醤油ってジャンルがある。あれ、いまだによく分からない。まずいという話じゃなくて、単純に拾いきれてない気がする。いろんなジャンルのグルメは好きなほうだけど、ミシュランで語られるような繊細な味までは正直よく分からなくて、わりと大衆的な舌なんだと思う。舌が繊細じゃないのは、たぶん本当にそうなんだろう。

    好きなのは、こってり濃厚なほう。そのなかでも一番はとんこつ。豚骨魚介のつけ麺、二郎系の極太麺、家系、辛味噌。スープが麺に絡みついて、食べ終わったあとに満腹感と少しの後悔が残るような一杯が好きだ。卓上のニンニクも悩みながら結局入れるタイプ。

    ひとつ、前から気になっていることがある。なぜ食べログの上位は、あれほど淡麗系の醤油に偏るのか。

    これは完全に推測だけど、繊細な味を求める層のほうが、熱心にレビューを書いているのかもしれない。逆に自分みたいな大衆的な舌の人間は、わざわざ点数をつけて投稿しない。そういう偏りがあるとすれば、ランキングは「日本人全体の好み」じゃなくて「投稿する人たちの好み」を映していることになる。だとすれば、ランキングを信じすぎるのは危ない。自分がどの系統を好きなのか知っておくほうが、よほど役に立つ。

    首都圏には数え切れないほどラーメン屋があって、それなりの数を食べてきた。ここでは正直に書く。良かった店も、期待したほどじゃなかった店も。


    千葉・神奈川の二大巨頭は、もう「並ぶ店」じゃなくなった

    首都圏のラーメンを語るとき、避けて通れない2軒がある。千葉県松戸市の中華蕎麦 とみ田と、神奈川県湯河原町の飯田商店

    この2軒には、いま共通する変化が起きている。どちらも、並べば食べられる店ではなくなった。

    中華蕎麦 とみ田(千葉・松戸)

    つけ麺では、ここが一番好きだ。

    行ったときは、**朝7時前から並んで整理券を取った。**早起きして、店の前で待って、指定の時間に戻ってくる。それだけの手間をかけても食べたい一杯だった。

    ただ、今は状況が変わっている。現在の本店はOMAKASEという予約サイトでの事前予約が主流で、毎週火曜日の12:30頃に新しい枠が公開される形式。公開と同時にアクセスが集中して、予約画面にたどり着いても5分のカウントダウンが始まる。完全に争奪戦だ。

    朝8時からの食券兼整理券という方法も残っているらしいけど、確実性を求めるなら予約を狙うことになる。

    とみ田の味がどれだけ影響力を持っているかは、京都に行ったときに実感した。京都の麺屋たけ井は、とみ田で修行した店主の店で、麺もとみ田系列の製麺所のものを使っている。関西であの味に近いものが食べられるくらい、とみ田は一つの基準になっている。

    飯田商店(神奈川・湯河原)

    本店に2回、そしてららぽーと沼津のフードコートにも2回行った。

    食べログの全国ランキングでも常に上位にいる店だ。冒頭で書いた通り、スープは間違いなく美味い。友達が「やばいね」と言っていたのも納得だった。ただ自家製麺がけっこう柔らかめで、自分にはそこまでハマらなかった。これは店の問題というより、麺の食感の好みが分かれるだけだと思う。

    ここからが実用的な話。

    飯田商店の本店は、以前は店の外で長時間並ぶ形式だった。今は全席インターネット事前予約制で、しかもOMAKASEという有料の予約サービスを経由する。予約枠の公開日時が決まっていて、そこで取れなければ食べられない。湯河原という立地もあって、正直、行くハードルはかなり上がった。

    そこでフードコートだ。

    ららぽーと沼津のフードコートに、飯田商店が入っている。2回とも夕方に行ったけど、**まったく並ばなかった。**そして肝心の味だけど、看板の醤油ラーメンに関しては、本店と大きな差は感じなかった。(あくまで個人の感想です。)

    予約を勝ち取る手間と、湯河原までの移動を考えると、フードコートという選択肢はけっこう現実的だと思う。もちろん本店には本店の空気があるので、そこに価値を感じるなら別だけど。


    こってり派のマイベスト、東京編

    麺屋一燈

    **何度も通っている。**目当てはつけ麺。

    濃厚な魚介豚骨のつけ汁で、好みのど真ん中。近くにある系列店のえびつけ麺にも行った。えびの風味が濃く出ていて、これも良かった。

    面白かったのは、バンコクにも支店があったこと。旅行中に探して入ってみた。開店直後に行ったが並んではなかった。東南アジアで日本と同じレベルのつけ麺が出てくるのは、なかなかの体験だった。

    つけ麺を追いかけているうちに、葛飾区にあるつけ麺の道にも行った。都心から少し離れるけど、つけ麺好きなら足を運ぶ価値はある。

    六厘舎

    東京駅のTOKYOラーメンストリートの看板格。

    正直、**かなりレベルが高いと思う。**つけ麺というジャンルで、とみ田と並べて語れる数少ない店のひとつ。東京駅という立地でこの水準を保っているのは、素直にすごい。

    斑鳩も美味しかった。こちらも東京を代表する一杯としてよく名前が挙がる店で、ラーメンストリートの水準の高さを支えている。

    東京駅に行くたびに、ラーメンストリートには顔を出している。移動のついでに寄れるので、旅行者にとっては効率がいい場所だと思う。

    なお東京駅には、ラーメンストリートの外にも店がある。北海道のえびそば一幻もそのひとつ。えびの出汁が強く出た札幌の一杯が、東京駅で食べられる。

    そもそも、全国の名店が東京に集まっている

    これ、意外と見落とされがちだけど、わざわざ現地に行かなくても、たいていの有名チェーンは東京にある。

    福岡の一蘭一風堂。京都の天下一品横綱ラーメン新福菜館。大阪の神座。北海道のえびそば一幻。ご当地ラーメンとして語られる店の多くが、東京に進出している。

    もちろん、本店には本店の空気がある。京都の一乗寺で天下一品の総本店に入る体験は、東京の支店では味わえない。ただ、味そのものを試すだけなら東京で足りる。

    日本各地を回る時間がないなら、東京にいる間に食べ比べてしまうのは、けっこう合理的な選択だと思う。

    ラーメン二郎

    正直に言うと、**二郎そのものが好きというわけじゃない。**大量の野菜も、分厚い豚も、それ自体を目当てに通うタイプじゃない。

    ただ、**二郎系のあの極太麺は好きだ。**小麦の味がしっかりして、噛みごたえがあって、濃いスープに負けない。麺が主役になるラーメンって、そう多くない。二郎系の店に行くのは、あの麺が食べたいからだ。


    期待したほどじゃなかった店も、正直に

    田中商店

    東京のとんこつでは人気の店。ただ、感想としては、一蘭や一風堂のほうがうまいと感じた。

    とんこつは一番好きなジャンルなので、期待して行ったぶん、余計にそう感じたのかもしれない。どちらも全国どころか海外にもある大手チェーンだけど、とんこつという土俵で比べたときに、自分の舌にはチェーンのほうが合っていた。もちろん好みは人それぞれだし、田中商店が一番だという人がいても全然おかしくないと思う。

    蒙古タンメン中本

    辛いラーメンで有名な店。

    食べてみて思ったのは、辛さと熱さが先行して味噌ベースのラーメンとしてのうま味をあまり感じられなかった。辛さのインパクトは確かにあるけど、ラーメンの見た目で味が予測できた印象。辛いのが好きならハマると思う。

    これは書いておきたいんだけど、**セブンイレブンのカップ麺の再現度がかなり高い。**あれで十分、というのが正直なところ。関東に行かないと食べられないのでコンビニで味わえるのは有難い。しかしカップラーメンの北極は辛すぎて食べられませんでした。

    辛味噌ラーメンなら、山形の龍上海が好きだ。辛さと味噌のバランスが取れていて、辛いだけで終わらない、あの真ん中に乗ってる特性ニンニク味噌がたまらない。これは後述するけど、新横浜ラーメン博物館で食べられる。

    しば田・鳥喰

    しば田(東京)は鴨出汁の醤油ベース、鳥喰(神奈川)も淡麗醤油系。

    どちらも評価の高い店だけど、冒頭に書いた通り、この系統の良し悪しは自分にはよく分からない。丁寧に作られているのは伝わってくるんだけど、感動には至らなかった。飯田商店と同じで、これは自分の舌の問題だと思う。

    淡麗系が好きな人にとっては、この2軒はきっと素晴らしい店だ。だから外しているんじゃなくて、語る資格を持っていないという意味で、判断は保留しておく。


    効率よく食べ比べたいなら、この2箇所

    限られた日数で首都圏に来るなら、1箇所で複数店を回れる施設は貴重だ。

    TOKYOラーメンストリート(東京駅)

    東京駅の地下、一番街にある。六厘舎をはじめ、実力のある店が並ぶ。

    新幹線の乗り換えや移動の合間に寄れるのが一番の利点。時間帯によっては並ぶけど、それでも個人店に行くよりはるかに手軽だ。

    新横浜ラーメン博物館(神奈川)

    2回行って、合計4店舗食べた。全国各地の名店が集まっていて、館内は昭和の街並みを再現した空間になっている。

    ここで食べたのが、山形の龍上海。辛味噌ラーメンとして完成度が高くて、好みにはっきり刺さった。札幌のすみれも食べた。こちらは味噌の濃厚さで、北海道に行ったときにも感じた実力そのままだった。

    ミニサイズのラーメンがあるので、1回の訪問で複数店をハシゴできる。これが一番大きい利点だと思う。1軒でお腹いっぱいになる普通のラーメン屋巡りとは、効率がまるで違う。


    並ぶのが嫌なら、取り寄せるという手もある

    ここまで行列と予約の話ばかりしてきたけど、そもそも並ばずに名店の味を食べる方法もある。

    よく使っているのが宅麺.com。全国の行列店のラーメンを、店で出しているスープと麺と具材をそのまま冷凍で送ってくれる通販サイトだ。濃縮じゃなくて、店のスープをそのまま凍らせている点が他の取り寄せと違うところで、作り方の説明書も一杯ごとに付いてくる。

    これが本当に助かるのは、物理的に行けない店

    たとえば琴平荘。山形県鶴岡市の旅館が、冬の閑散期の集客のために始めた中華そばで、冬季のみ、しかも週末は昼だけの営業。それでも一日500人が訪れると言われている。首都圏から日帰りで行くのは、まず無理だ。宅麺でも入荷通知の登録が1万7千人近く並んでいる状態だった。

    ちなみに琴平荘は淡麗醤油系で、まさに「よく分からない」と言っている系統だ。それでも取り寄せてみるのは、行けない店の味を確かめられるからで、これは店に行くのとはまた別の楽しみだと思っている。でも個人的にこの醤油ラーメンは好き。

    二郎インスパイア系や家系、旨辛系まで揃っているので、こってり派にも十分な品揃えだ。


    首都圏でラーメンを食べるときの実用情報

    **予約制の店が増えている。**とみ田も飯田商店も、かつては並べば食べられた。今はどちらも予約が主流だ。行きたい店がある場合、必ず事前に公式サイトかSNSで最新の入店方法を確認したほうがいい。「行けば食べられるだろう」で行くと、店の前で立ち尽くすことになる。

    **食券機の店が多い。**入口の券売機で先に食券を買って、それを店員に渡す方式。慣れないと戸惑うけど、写真付きのボタンが多いので、迷ったら一番左上か、一番目立つボタン(たいてい看板メニュー)を押せば間違いない。

    **現金は持っておいたほうがいい。**個人経営のラーメン店は、いまだに現金のみという店が少なくない。

    **回転が速い店では、長居しないのがマナー。**特に行列ができている店では、食べ終わったら速やかに席を立つ。首都圏に限らず、日本のラーメン店全般に言えることだ。


    まとめ

    ラーメンの評価は、結局のところ自分の舌で決めるしかない。

    食べログで4点を超える淡麗系の名店に行っても、良さがよく分からなかった。一方で、チェーン店のほうがうまいと感じた店もあった。中本もセブンのカップ麺の再現度が高く、具材は少ないがスープの味は近いと思った。

    これは舌が繊細じゃないからで、別に恥じることでもないと思っている。**大事なのは、自分がどういう系統を好きなのか知っておくこと。**それが分かっていれば、ランキングに振り回されずに、その日食べたい一杯にたどり着ける。

    こってり濃厚が好きなら、天下一品・一蘭・一風堂、つけ麺ならとみ田と六厘舎、一燈。極太麺を食べたいなら二郎系。辛味噌なら山形は遠いのでラーメン博物館の龍上海や、からみそラーメンふくろう。家系は町田商店で十分だと思っている。このあたりから試してみてほしい。

    あっさり系が好きなら、自分が分からなかった飯田商店やしば田こそが、あなたの当たりかもしれない。でも結局ニンニク入れたら全部美味しく感じる私はバカ舌なのかもしれない。

  • 京都は定番外しのグルメ旅が正解、ラーメン激戦区・宇治抹茶と穴場スポット

    京都は定番外しのグルメ旅が正解、ラーメン激戦区・宇治抹茶と穴場スポット

    京都には、20回以上行っています。紅葉の時期も、桜の時期も。

    これだけ通っていると、正直なところ、清水寺や金閣寺の話を今さら書く気にはなりません。あの辺りはすでに散々紹介されていますし、2026年の今は人が多すぎて、落ち着いて見られる場所でもなくなってきました。

    だからこの記事では、京都の別の顔を書きます。ラーメンと、抹茶です。

    日本中を食べ歩いてきた私から見て、京都はかなりのラーメン激戦区です。これは外国から来る人にはまず知られていないと思います。そして宇治の抹茶。世界的な抹茶ブームで価格が高騰している今、本場で食べる意味はむしろ増しています。

    観光地として触れるのは瑠璃光院くらい。あとは、日本人が意外と知らない穴場をひとつ。そんな構成です。


    京都は、日本屈指のラーメン激戦区

    意外に思われるかもしれませんが、京都は全国的に見てもラーメンのレベルが高く、店の数も多い街です。

    有名チェーンの多くが、京都発祥

    まず知っておいてほしいのが、全国区のラーメンチェーンのいくつかは京都で生まれているということです。

    天下一品は1971年、銀閣寺周辺の屋台から始まりました。あのドロッとしたこってりスープの原点は京都です。しかも総本店は、後述する一乗寺にあります。ラーメン横綱も京都発祥。魁力屋もそうです。背脂を浮かせた醤油ラーメンのスタイルは、京都のラーメン文化そのものだと言っていいと思います。

    「京都の食べ物」と聞いて懐石や湯豆腐を思い浮かべる人は多いでしょうが、実際に街を歩けば、ラーメン屋の密度に驚くはずです。

    一乗寺ラーメン街道

    京都のラーメンを語るなら、まず一乗寺です。

    東大路通の高野交差点から北山まで、約1.3kmにわたってラーメン店が軒を連ねています。「一乗寺ラーメン街道」と呼ばれていて、京都随一の激戦区。しかも支店ではなく、名の通った店の本店がここに集まっています。

    ちなみに京都には、深草の師団街道沿いにも「第二のラーメン街道」と呼ばれる一帯があります。店の数だけなら一乗寺より多いくらいです。

    一番のおすすめは「麺屋たけ井」

    京都で一杯だけ選べと言われたら、私は迷わずここを挙げます。

    麺屋たけ井の店主は、千葉県松戸の「中華蕎麦 とみ田」で修行した人です。とみ田といえば、つけ麺で日本一と言われることもある超有名店。松戸の本店は早朝から整理券を取らないと食べられません。

    たけ井のつけ麺は、そのとみ田の味をかなり忠実に受け継いでいます。私の体感では、麺もスープもほとんど同じ。あとで知ったのですが、麺はとみ田が手掛ける製麺所「心の味食品」のものでした。同じ麺を使っているなら、そう感じるのも当然です。

    ここが旅行者にとって大きい。松戸まで行って早朝から並ばなくても、関西であの味が食べられるわけです。しかも京都府内に複数の店舗があり、京都駅にも支店があります。

    ただ、正直に書いておくと、**本店のつけ麺だけはかなり濃い目です。**というより、私には濃すぎました。豚骨魚介の濃度が別格で、途中から重く感じてきます。同じことを言っているレビューも見かけるので、私だけの感覚ではなさそうです。濃厚なつけ麺が好きな人には最高でしょうが、そうでなければ支店のほうが食べやすいかもしれません。

    しかし本店にしかない魚介豚骨ラーメンが、つけ汁をスープ割りしたくらいの濃度に極太麺が絡んで、個人的にはこちらが好きです。

    本店は城陽市にあって、駅からも遠く、昼営業のみ。ハードルは高いです。すぐ近くには俺のラーメン あっぱれ屋という、これも昼だけの人気店があるので、ラーメン好きならハシゴという手もあります。

    あっぱれ屋もかなりの行列でしたが、食べてみて納得しました。東海エリアの元祖和風とんこつ、スガキヤのラーメンに似ていたからです。私にとってスガキヤは、思い出補正と価格の安さから殿堂入りしている存在なので。

    一乗寺で食べるなら

    麺屋 極鶏 「レンゲが立つ」と言われるほど濃厚な鶏白湯です。スープというより、ほぼ固形に近い。天下一品のこってりをさらにドロドロにした感じ、と言えば伝わるでしょうか。一乗寺で今一番人気とも言われています。

    基本的にスープが麺に全部絡みつくので、食べ終わるとほとんどスープが残りません。唐辛子バージョンもありますが、見た目のインパクトの割に、そこまで辛くはありませんでした。

    中華そば 高安 豚骨の白濁スープを22時間かけて作る店です。ラーメンも美味しいのですが、この店の名物はむしろ唐揚げ。とにかく大きい。ラーメンと一緒に頼むと確実に満腹になるので、覚悟して注文してください。

    正直に言うと、そこまでではなかった店

    せっかくなので、こちらも書いておきます。

    新福菜館第一旭は、京都駅近くのたかばしに隣同士で並んでいる有名店です。行列も絶えません。ただ、私が食べた限りでは、正直なところ特に感動はしませんでした。まずいわけではないのですが、行列に並んでまでという気持ちにはならなかった。京都ラーメンの歴史を体感する意味では価値があると思うので、そういう目的なら行く価値はあります。

    無鉄砲も食べました。とんこつがどろどろ過ぎて、店名の通り無鉄砲過ぎるなと。極鶏とはまた違う方向の濃さです。こういうのが好きな人には刺さるはずです。

    旅行者は、優先順位を考えたほうがいい

    限られた日程で京都に来るなら、これは考えておいたほうがいいと思います。

    **個人店は基本的に一店舗しかないので、行列は覚悟が必要です。**極鶏、高安、たけ井本店、あっぱれ屋あたりは並びます。営業時間が短い店も多い。

    一方で、天下一品と横綱は全国チェーンです。京都で食べれば「発祥の地で食べた」という付加価値はありますが、味そのものは他の県でも食べられます。総本店に行くこと自体に意味を感じるなら別ですが、そうでなければ、旅行中の貴重な一食を使う相手としては優先度を下げてもいいかもしれません。

    余談ですが、私は天下一品がかなり好きです。それだけに、せっかく友達を総本店まで連れて行ったのに、五目ラーメンを注文されたときはショックでした。

    **現金の用意も忘れずに。**ラーメン店は食券機の店が多く、現金のみというところも珍しくありません。カードや電子マネーが使えない前提で動いたほうが安全です。


    世界的ブームの裏で、本場の宇治抹茶を

    私は仕事の関係で、宇治には年に2、3回ほど通っていました。その合間に、抹茶スイーツを食べるのが楽しみでした。

    抹茶が、いま世界的に取り合いになっている

    ここ数年で状況が大きく変わりました。

    **2025年の粉末状茶(抹茶を含む)の輸出額は603億円。**前年の271億円から2倍以上になりました。静岡の茶商が「世界中で抹茶の取り合いになっている」と語るほどで、価格は3〜4倍に上がったとも言われています。

    宇治も例外ではありません。2026年の一番茶では、手摘みの宇治てん茶が1kgあたり52,086円と、前年比20.2%の上昇。しかも生産量自体は増えているのに、単価が下がらない。それだけ需要が供給を上回っているということです。京都の飲食店のメニューから「宇治茶」の表記が消え始めているという報道もありました。

    つまり、**本場で本物の抹茶を食べる価値は、以前より上がっています。**海外のカフェで飲む甘い抹茶ラテとは、まったく別のものです。

    辻利の抹茶パフェ

    宇治で私が行くのは辻利です。ここの抹茶パフェが好きで、宇治に行くたびに食べていました。

    抹茶スイーツというと、抹茶「風味」で終わっているものも多いのですが、本場のものは苦味がきちんと立っています。甘さの奥に、茶の渋みと旨みがある。パフェとして甘いのに、最後まで抹茶の味が消えない。これは現地で食べないと分からない部分だと思います。

    宇治は京都駅からJRで20分ほど。半日あれば往復できるので、京都市内の混雑に疲れたら足を伸ばしてみてください。

    お土産に買うなら、北山の抹茶フォンダンショコラ

    食べるだけでなく、持ち帰るならこれをおすすめします。マールブランシュの「生茶の菓」です。

    京都北山に本店がある洋菓子店で、抹茶のラングドシャ「茶の菓」のほうが有名かもしれません。ただ私が推したいのは、その”生”のほう。お濃茶フォンダンショコラです。

    **必ず冷やして食べてください。**冷蔵庫で1時間ほど冷やすと、生チョコレートケーキのような口溶けになります。濃茶の苦味とホワイトチョコの甘みが溶け合って、かなり濃厚。小さいのに、ひとつで十分な満足感があります。

    お土産として優秀なのは、個包装で、生菓子の割に日持ちがすること。3個入りから箱のサイズも選べます。京都駅にも店舗があるので、帰りがけに買えるのも便利です。

    湯葉や豆腐は、どうなのか

    京都といえば湯葉や豆腐、という話もあります。私も祇園と南禅寺周辺で、格式のありそうな料亭のような店に入りました。

    雰囲気は確かに素晴らしいです。庭を眺めながら、静かな座敷で食事をする体験は、京都でしかできません。

    ただ、正直に言うと、**外国から来た人にはあまり刺さらないのではないかと思います。**味が繊細すぎて、日本人でも「上品だけど物足りない」と感じる人はいるでしょう。値段も相応にします。

    限られた予算と胃袋を京都でどう使うかと考えたとき、私は**抹茶スイーツのほうをおすすめします。**分かりやすく美味しくて、価格も手頃で、しかも今しか味わえない希少性がある。


    定番を外した絶景、瑠璃光院

    観光地でひとつだけ挙げるなら、瑠璃光院です。

    「そうだ 京都、行こう。」でおなじみの、黒塗りの机にモミジが映り込むあの絶景。八瀬という、市街地から少し離れた比叡山の麓にあります。

    私が行ったのは新緑の季節でした。青モミジが机の漆に反射して、床にも映り込んで、どこまでが実景でどこからが反射なのか分からなくなる。写真を撮りましたが、実際に目で見たときの奥行きは、写真では伝わりきりません。

    紅葉の時期はもちろん美しいのですが、その分とんでもなく混みます。**青モミジの新緑の時期のほうが、人も少なく落ち着いて見られます。**座敷で足を伸ばして庭園をゆっくり眺めていると、マイナスイオンが溢れているようで、とても癒されました。個人的にはこちらをおすすめします。

    注意点として、**瑠璃光院は通年公開ではありません。**春・夏・秋の特別拝観期間のみです。行く前に必ず公式サイトで公開期間を確認してください。

    アクセスは、出町柳から叡山電車で八瀬比叡山口駅へ。駅から徒歩10分ちょっとです。


    日本人が意外と知らない、嵐山の猿

    最後に、穴場をひとつ。

    渡月橋のある嵐山。あの橋の南側から山を20分ほど登ったところに、嵐山モンキーパークいわたやまという公園があります。約120頭のニホンザルが、柵なしで暮らしています。

    面白いのは、**餌をあげるときの構図です。人間のほうが金網の小屋に入り、外にいる猿に餌を渡す。**普通の動物園と逆です。この光景が受けているようで、私が行ったときも、客はほとんど外国人でした。

    実際、来園者の8割が外国人だというデータもあります。欧米やオーストラリアには野生の猿がいないので、特に珍しいのだそうです。日本人観光客には、むしろ知られていない。

    山頂の餌場は展望台も兼ねていて、京都市内が一望できます。入園料は大人550円。

    ひとつだけ注意を。**20分の登りは、思っているよりしんどいです。**石段と山道なので、ヒールやサンダルでは無理です。スニーカーで行ってください。あと、猿と目を合わせないこと。攻撃的になることがあります。


    2026年の京都で、知っておきたいこと

    **宿泊税が上がりました。**2026年3月1日から、京都市の宿泊税が5段階に変わっています。1泊6,000円以上2万円未満なら400円、2万円以上5万円未満で1,000円、5万円以上10万円未満で4,000円、10万円以上だと10,000円です。高価格帯ほど負担が重くなったので、宿を選ぶときは頭に入れておいてください。

    **混雑は覚悟が必要です。**特に桜と紅葉の時期、そして主要観光地の周辺は、想像以上に人が多いです。この記事で紹介した一乗寺や宇治は、定番エリアと比べればずっと落ち着いています。

    **現金は必ず持っておいてください。**ラーメン店をはじめ、個人経営の店では現金のみというところがまだ多いです。


    まとめ

    京都は、定番をなぞるだけの街ではありません。

    ラーメン激戦区としての顔は、外国から来る人にはほとんど知られていないと思います。一乗寺に行けば、名店の本店が1.3kmの間にずらりと並んでいる。麺屋たけ井に行けば、松戸で並ばずにとみ田の味が食べられる。

    宇治に足を伸ばせば、世界中が取り合っている抹茶を、本場で当たり前のように食べられます。

    そして、新緑の瑠璃光院と、外国人ばかりの猿山。

    清水寺も金閣寺も素晴らしい場所です。ただ、20回も通っていると、京都の面白さは別のところにあると感じるようになりました。この記事が、そういう京都を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

  • 北海道旅行は季節で決まる!夏・冬の違いとエリア別観光・宿の正直レビュー

    北海道旅行は季節で決まる!夏・冬の違いとエリア別観光・宿の正直レビュー

    ※この記事はアフェリエイトリンクを含みます。

    北海道には、これまで5回ほど行きました。暑がりなので夏に行くことが多いのですが、冬にも足を運んでいます。

    そして毎回思うのは、北海道は季節によってまったく別の場所になる、ということです。

    夏は涼しい風とラベンダー、青い池、どこまでも続く直線道路。冬は一面の雪と温泉、そしてスキー。同じ地名を目指していても、見えるものも、やることも、必要な持ち物さえ変わります。「北海道に行きたい」と思ったとき、まず決めるべきは行き先ではなく季節かもしれません。

    この記事では、実際に回ってきた小樽・札幌・函館・ニセコ・美瑛・富良野・旭川を中心に、どこで何が良かったか、どこに泊まると気持ちよく過ごせるかを、正直にまとめます。


    夏か冬か。北海道は季節で別の旅になる

    夏(6〜9月) 本州が茹だるような暑さの時期に、北海道は驚くほど涼しい。ラベンダーが咲くのは7月中旬あたりが中心で、この時期の富良野は絵のような景色になります。ドライブが最高に気持ちいいのも夏です。

    冬(12〜3月) 雪が降らない国から来る人や、スキーが目的の人には、断然こちらでしょう。ニセコのパウダースノーは世界的に知られていますし、2月には札幌の雪まつりもあります。ただ、寒さと雪道は本州の感覚とは別物なので、装備と移動手段の準備は必要です。

    暑がりの私は自然と夏が多くなりましたが、どちらが良いという話ではなく、まったく違う旅として考えたほうがいいと思います。


    移動手段は、季節で答えが変わる

    北海道は面積が広く、都市と都市の距離が本州の感覚とはまるで違います。地図上で近く見えても、車で2時間3時間は普通にかかります。

    夏はレンタカーが快適 距離は長いのですが、都市間は直線の道路が多く、実際に走ってみると思ったほど疲れませんでした。本州の山道をひたすら曲がりながら走るのとは、疲労感がまったく違います。周りの景色も広いので、移動そのものが楽しい時間になります。札幌市内だけなら地下鉄で足りますが、それ以外に足を伸ばすなら車があったほうがいいです。

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    冬の運転はおすすめしません アイスバーンとホワイトアウトは、雪道に慣れていない人には本当に危険です。「気をつければ大丈夫」という類のものではないので、雪道の運転経験がなければ、JRやバスツアーを使うほうが安全で、結果的に楽しめます。

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    エリア別の見どころと、泊まってよかった宿

    新千歳空港を起点にした、現実的な順番で並べます。

    札幌・定山渓

    北海道旅行の拠点になる街です。食事の選択肢が圧倒的に多く、夜はすすきのの歓楽街も楽しい。

    夜景は藻岩山ロープウェイ 函館まで足を伸ばせない日程なら、札幌の藻岩山からの夜景でも十分にきれいです。市街地の広がりが一望できて、これはこれで見応えがあります。

    ONSEN RYOKAN 由縁 札幌 札幌の中心部にありながら、登別のカルルス温泉から運んできた源泉の露天風呂に入れる宿です。大通駅から歩いて10分足らずという立地で温泉に浸かれるのは、なかなか他にありません。街歩きと温泉を両立させたい人に向いています。

    グランドブリッセンホテル定山渓 札幌から車で50分ほど、渓谷沿いに温泉宿が並ぶ定山渓温泉。ここに泊まりました。2021年開業と比較的新しく、全室が渓谷向き。ほとんどの部屋に展望温泉が付いているので、部屋にいながら渓谷を眺めて湯に浸かれます。

    車がない人にも使いやすくて、JR札幌駅北口から無料の送迎バスが毎日出ています(事前予約制)。札幌の街の賑わいから少し離れて静かに過ごしたいなら、いい選択肢だと思います。

    小樽

    運河の景観で有名な街ですが、正直に言うと、私にとってのハイライトは運河ではありません。

    ルタオのチーズケーキ 小樽といえば、これです。チーズケーキが好きなので何度も食べていますが、現地で食べる味は格別でした。お土産にも定番なので、旅の終わりに買って帰るのもいいと思います。札幌から日帰りできる距離なので、半日あれば十分回れます。

    ニセコ

    冬のスキーで世界的に知られたエリアです。海外からの旅行者が多く、日本にいるとは思えない国際的な雰囲気があります。

    スキー場に直結したリゾートホテルが揃っているのが、このエリアの強みです。朝起きてそのままゲレンデに出られる環境は、スキーが目的ならこれ以上ないでしょう。夏は避暑地として静かに過ごせます。

    ただ、正直に書いておくと、ニセコの宿は私には手が出ません。 海外からの需要でホテルの価格帯が上がっていて、この記事で紹介している他の宿とは桁が違います。海外から来る人にとっては、自国の同等クラスのスキーリゾートと比べれば納得できる金額なのだと思いますが、日本国内の感覚で見ると、なかなか厳しい。

    なので、スキーが目的でないなら、無理にニセコに泊まる必要はないと思います。逆に、パウダースノー目当てで来るなら、ここは日本で最も評価されている場所のひとつなので、その価値はあります。

    函館

    日本三大夜景と言われるだけあって、函館山からの夜景は本当に素晴らしかったです。写真で見るのと実際に見るのとでは、まったく違います。

    ラッキーピエロ 函館に行くなら、ここは外せません。ご当地ハンバーガーチェーンなのですが、面白いのは函館と近郊にしか店がないこと。全国展開も札幌進出もせず、道南だけで17店舗を構えています。だから「函館に行かないと食べられない」。

    私が入ったのは、赤レンガ倉庫のそばにあるベイエリア本店でした。ここは1号店で、テーマは「森の中のメリーゴーランド」。ブランコがあったので、つい乗ってしまいました。店舗ごとにテーマと内装がまったく違うので、複数の店を回る楽しみ方をしている人もいるようです。

    看板メニューはチャイニーズチキンバーガー。甘辛いタレの絡んだ大きな唐揚げがレタスと一緒に挟まっていて、ボリュームがすごい。地元では「チャイチキ」と呼ばれています。

    正直な感想を書くと、私は普通のアメリカンなハンバーガーのほうが好みでした。唐揚げが挟まっているので、ハンバーガーというより中華風のサンドイッチに近い印象です。ただ、これは好みの問題で、美味しくないという話ではありません。函館でしか食べられないものとして、一度は試す価値があると思います。ハンバーガー以外にもカレーやオムライス、焼きそばまであるので、好みが分かれるグループでも困りません。

    ただ、札幌からはかなり距離があります。日程に余裕がないと厳しいので、そこは正直なところ。もし行けるなら、あの夜景のために時間を割く価値はあると思います。逆に難しければ、前述の藻岩山で代替できます。

    旭川

    道北の拠点になる街で、富良野や美瑛にも出やすい位置にあります。

    旭山動物園 施設そのものは古いのですが、見せ方が本当によく考えられています。動物の動きや生態が一番よく見える角度に、通路や水槽が設計されている。だから迫力が違います。大人が行っても十分に面白いです。

    OMO7旭川 星野リゾートのOMOブランドで、旭川駅から徒歩10分ほど。星野リゾートというと手が届かない印象があるかもしれませんが、OMOは価格帯がずっと現実的です。街歩きの拠点として使いやすく、旭山動物園にも行きやすい立地でした。

    美瑛・富良野

    夏の北海道を代表する景色が、このエリアに集まっています。

    青い池(美瑛) 神秘的な水色をした池です。「青い」というより、見たことのない色をしていました。天気や時間で表情が変わるので、写真を撮る人には特に楽しい場所だと思います。

    富良野のラベンダー 7月の富良野は、丘一面が紫に染まって本当にきれいです。ただし、渋滞は必至です。有名な農園の周辺は車が動かなくなるので、時間には余裕を持ってください。

    個人的に一番楽しかったのは、バギー 花畑や自然の中を、自分でバギーを運転して走るアクティビティがあります。これが想像以上に楽しかった。景色を眺めるだけでなく、自分で操作して駆け抜ける感覚は、旅の記憶にしっかり残ります。渋滞にうんざりしていた気分も吹き飛びました。

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    星野リゾート トマム

    道央の山の中にある、大きなリゾートです。

    夏に行きましたが、敷地内だけで子供が一日中楽しく過ごせる工夫がたくさんありました。ウォーターパークや自然の中のアクティビティが揃っていて、外に出かけなくても成立します。

    そして雲海テラス。早朝、ゴンドラで山を上がった先から見る雲海の眺めは、素晴らしいの一言でした。雲海は自然現象なので必ず見られるわけではありませんが、あの景色のために早起きする価値はあります。


    北海道の食は、外さない

    ラーメン

    北海道といえば味噌ラーメンが主流です。すみれ、その系譜の彩未、えび出汁のえびそば一幻信玄あたりが有名どころ。どこも個性があって、はしごしたくなります。

    一方で、旭川の山頭火は豚骨ベースです。同じ北海道でも土地によってラーメンの系統が違うので、その違いを楽しむのも面白いと思います。

    スープカレー

    札幌発祥のスープカレーも、北海道で食べておきたいものです。GARAKUSUAGE奥芝商店あたりが定番。素揚げした野菜がごろごろ入っていて、スパイスの効いたスープと合わせると、他では食べられない一皿になります。

    宿の朝食ビュッフェは、意外と重要

    北海道で宿を選ぶとき、朝食は必ず確認したほうがいいです。

    海鮮の食べ放題が付いている宿がけっこうあって、イクラや新鮮な魚介を朝から好きなだけ食べられます。外で海鮮丼を食べれば数千円かかることを考えると、朝食込みの宿泊料金は結果的にかなりお得になります。宿の価格だけを比べるのではなく、朝食の内容まで含めて検討すると、満足度が変わってきます。


    宿選びで、これだけは

    北海道は夏でもかなり涼しいです。日中は快適でも、朝晩は羽織るものが必要なくらい。だから、季節を問わず温泉のある宿をおすすめします。

    私が泊まった宿は、どこも温泉がありました。一日歩き回ったあとや、長距離を運転したあとに温泉に入れるかどうかで、翌日の体の軽さが違います。冬はもちろん、夏でも同じです。

    価格帯については、星野リゾートの「星のや」のような憧れの宿もありますが、正直なところ気軽に手が出る金額ではありません。一方で、同じ星野リゾートでもOMOやトマムは現実的な価格で、しっかりリゾート気分を味わえます。背伸びをすれば届く範囲で、いい宿は十分にあります。

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    まとめ

    北海道は、行くたびに別の顔を見せてくれる場所でした。

    夏なら、涼しい風の中をドライブして、ラベンダーと青い池を見て、バギーで丘を走る。冬なら、雪の世界とパウダースノー、そして温泉。どちらを選んでも、食事は間違いなく美味しい。

    距離は長いですが、道はまっすぐです。欲張らずにエリアを絞って、温泉のある宿を取る。それだけで、北海道の旅はかなり満足度の高いものになると思います。

    行き先と季節が決まったら、あとは足の確保です。北海道は本州からだと飛行機が基本になるので、航空券だけを取るか、宿とセットのパックにするかで金額がだいぶ変わります。

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  • 失敗しない沖縄リゾートホテルの選び方|目的・エリア別おすすめ宿泊ガイド

    失敗しない沖縄リゾートホテルの選び方|目的・エリア別おすすめ宿泊ガイド

    ※本記事はアフェリエイトリンクを含みます

    沖縄のリゾートホテルは、数え切れないほどあります。どれも公式サイトを見れば美しく、料金を見ればそれなりに高い。だからこそ、選ぶのが難しい。

    私はこれまで、沖縄本島と離島でいくつかのリゾートに泊まってきました。ほとんど毎年のように通い、家族と、友人と、あるいは二人で。子連れで賑やかに過ごした年もあれば、静かに過ごした年もあります。そのなかで感じたのは、「どのホテルが一番いいか」よりも「誰と、どんな旅をしたいか」で選ぶといい、ということでした。

    たとえば星野リゾートの「星のや」は、メディアでよく見かける憧れの存在ですが、正直なところ気軽に手を出せる価格ではありません。かといって、同じ星野リゾートでも「OMO」のようなカジュアルなブランドでは、せっかくの沖縄でゴージャスな気分は味わいにくい。この記事で紹介したいのは、その中間です。憧れの高級リゾートのような雰囲気を、背伸びをすれば届く価格で味わえるホテル。ローシーズンでも一泊5万円を超えるようなセレブ向けの一群は、あえて外しています。

    立地とサービスと価格のバランスが取れた、現実的に泊まれるリゾートを、実際に泊まった感想と、まだ泊まっていないけれど気になっているホテルを交えて、エリア別に並べます。


    ホテル選びで見ておきたい3つのこと

    具体的なホテルの話に入る前に、泊まってきて「ここは事前に見ておくといい」と感じたポイントを3つだけ。

    1. 海の見え方 オーシャンビューと一口に言っても、部屋から海までの距離、視界を遮るものの有無、朝日か夕日かで、印象はだいぶ変わります。部屋のどこにいても海を感じられると、それだけで満足度が上がります。

    海の見え方・3つの基本ランク

    部屋のタイプ実際の見え方価格帯
    オーシャンフロント窓の真正面が海。手前に遮るものが一切ない最も高い
    オーシャンビュー部屋から海が見える(手前に庭などがある場合も)中間
    パーシャルオーシャンビュー建物の隙間やバルコニーから海の一部が見える比較的安い

    失敗しないためのコツ 大きなリゾートホテルで確実にきれいな海を見たいけれど、オーシャンフロントは高すぎる……という場合は、**「高層階(ハイフロア)のオーシャンビュー」**を選ぶのが鉄則です。階数が上がるだけで手前の木々や建物を飛び越えるため、海がきれいに見渡せる確率がグッと上がります。

    2. 過ごし方に合っているか プールで一日中遊びたい家族と、静かに海を眺めていたい人とでは、合うホテルが正反対です。アクティビティが充実した賑やかなリゾートなのか、落ち着いた雰囲気なのか。ここを取り違えると、滞在がちぐはぐになります。

    3. 移動のしやすさ どんなに良いホテルでも、那覇空港から遠いと、着く頃には疲れています。逆に離島のリゾートなら、送迎だけで完結するかどうかが効いてきます。レンタカーを借りるかどうかで、選ぶべきホテルが変わります。


    エリア別・沖縄のリゾートホテル

    本島を北から南へ、そのあと離島へと紹介していきます。実際に泊まったところはその感想を、まだ泊まっていないところは気になっている理由を、それぞれ添えました。

    【本島北部・恩納村・名護・本部】海とホテルが最も充実したエリア

    沖縄のリゾートホテルが一番集まっているのが、恩納村から名護、本部にかけての西海岸です。私が泊まったホテルも、このエリアに多く集中しています。

    ザ・ブセナテラス(名護) ハワイの老舗リゾートのような、落ち着いた雰囲気のホテルでした。印象に残っているのは、隣のブセナビーチの夕方。ホテルからサックスの生演奏が流れてきて、夕日の中で聴くその音は、なかなか他では味わえません。記念日やカップルの滞在に似合う雰囲気です。

    HIYORIオーシャンリゾート沖縄(恩納村) 全室オーシャンビューで、コンドミニアムのような造りです。ホテルというより「沖縄で数日暮らす」感覚に近くて、連泊してもゆったりできました。キッチン付きの部屋もあるので、家族や長めの滞在にも使いやすいと思います。

    ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(恩納村) 万座毛を望むロケーションで、ビーチもマリンアクティビティも充実しています。子連れでもカップルでも過ごしやすくて、誰と行っても外さない安定感がありました。

    オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ(名護) やんばるの森と海に囲まれた、開放感のあるリゾートです。クラブラウンジが快適で、のんびり過ごしたいときに合っていました。派手さはありませんが、静かに過ごしたい人には居心地がいいと思います。

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    ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村) 橋で渡る「島」がまるごとリゾートになっていて、その立地自体が非日常でした。プールエリアが海とつながっているように見えて開放感があり、子供も大人も楽しめます。リゾート感をしっかり味わいたいなら、満足度は高いはずです。

    ハレクラニ沖縄(恩納村) ここはまだ泊まっていませんが、気になっています。一休のランキングでも常に上位にいて、円安が続くなか「ハワイに行く代わりの沖縄」として人気です。ハワイのハレクラニが恩納村に来た、というだけで期待してしまう。決して安くはないものの、ハワイに行く費用を考えれば、背伸びをすれば届きそうな範囲です。憧れつつ、次の候補として狙っています。

    余談ですが、同じハワイの名門であるカハラは、沖縄ではなく横浜に来ました。私は横浜のカハラには泊まったのですが、なぜ横浜だったのかは今でもよく分かりません。ハワイの二大ブランドの進出先が分かれたのは、ちょっと面白いところです。

    オリオンホテル モトブ リゾート&スパ(本部) これも気になっているホテルです。美ら海水族館から徒歩7分という立地が抜群で、全室50㎡以上のオーシャンビュー。目の前にはエメラルドビーチ、正面には伊江島が見えます。天然温泉や、オリオンビールが楽しめるバーもあります。美ら海やフクギ並木をじっくり楽しみたい人には、これ以上ない拠点でしょう。リゾートの割にレストランや自販機の価格が良心的という評判もあって、コスパの面でも気になっています。ジャングリア沖縄のオフィシャルホテルでもあるので、あわせて行くにも便利そうです。

    【本島中部・読谷・北谷】アクティビティと利便性のエリア

    グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(読谷村) 気になっているホテルのひとつ。2024年にリニューアルして、大きな流れるプールや本格的なウォータースライダーなど、プール設備がかなり充実しました。それでいて料金は設備の割にリーズナブルで、県内最大級のプールとオールインクルーシブが売りです。コストパフォーマンスは今の沖縄でも際立っています。

    私がまだ行っていないのは、単純に子供の年齢の問題です。これだけ本格的なスライダーは、もう少し大きくならないと怖がってしまうので、タイミングを待っているところ。逆に言えば、小学生くらいのお子さんがいる家族には、今ちょうど楽しめるホテルだと思います。

    北谷エリアのリゾート 北谷は、美浜アメリカンビレッジの賑わいと海が近い、便利なエリアです。ここでは2軒に泊まりました。恩納村のような大自然の中のリゾートとは違って、ショッピングや食事に歩いて出かけられるのが利点です。観光もグルメも楽しみたい人、レンタカーであちこち動きたい人には、この立地が合います。逆に「リゾートにこもって静かに過ごしたい」なら、恩納村や離島の方が向いていると思います。

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    【本島南部・糸満】空港から一番近いリゾートエリア

    琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ(糸満市) ここもまだ泊まっていませんが、次の候補として気になっています。2022年開業で、本島南部では最大級のリゾート。全443室がオーシャンビュー、県内でも大きめの6種類のプールがあって、目の前には1.8kmの白砂ビーチが続きます。魅力は何より、那覇空港から車で約20分という近さ。北の恩納村まで走らなくても、着いてすぐリゾートに入れます。空港直通のリムジンバスもあるので、レンタカーを借りない人にも向いています。南部はこれまでリゾートが少ないエリアでしたが、この1軒でだいぶ選択肢が変わりました。

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    【石垣島・小浜島】離島ならではの自然と静けさ

    ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣島) サービスが安定していて、石垣島の中でも過ごしやすいホテルでした。空港からのアクセスも良く、石垣を拠点に竹富や小浜など離島めぐりをするときの起点としても便利です。

    フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ(石垣島) 琉球赤瓦のヴィラが並ぶ、敷地の広いリゾートです。石垣島の夕日の名所でもあって、サンセットは格別でした。広々してのんびりできる反面、敷地内の移動が少し多いので、そこは好みが分かれるかもしれません。

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    はいむるぶし(小浜島) 小浜島の、静かなリゾートです。夜は光が少なくて、星がよく見えます。街の喧騒から完全に離れたい人には、ぴったりの環境でした。石垣島から高速船で渡る、その距離感そのものが非日常です。ただ、島には店が少ないので、リゾート内で完結する過ごし方が前提になります。

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    【宮古島】プールのように透き通る海を望むエリア

    宮古島は、私が沖縄でいちばん海がきれいだと感じた島です。以前はコテージのような宿に泊まったのですが、店が少ないぶん、ドライブに出ないと時間を持て余しました。次に行くならリゾートでゆっくりしたいと思っていて、いくつか候補を挙げています。

    ホテル シギラミラージュ 宮古島南岸に広がるシギラリゾート内の、モダンなラグジュアリーホテルです。高層階からのオーシャンビューが評判で、宮古島の青い海と空をパノラマで見渡せます。鉄板焼きやシーフードなど、ホテル内のダイニングのクオリティも高いようです。リゾート内に温泉やアクティビティも揃っているので、ここに滞在するだけで完結できそうなのが魅力です。

    シギラベイサイドスイート アラマンダ 同じシギラリゾート内にある、全室スイート仕様のホテルです。敷地内のラグーンにウミガメが泳いでいて、ホテルから一歩も出ずに過ごせるのが売り。記念日やハネムーンで、静かにおこもりステイをしたい人に向いていそうです。少し贅沢寄りですが、宮古島でのんびり過ごすなら候補に入れたい一軒です。

    宮古島来間リゾート シーウッドホテル(来間島) 宮古島と橋でつながる来間島にある、ヴィラとホテル棟からなる広大なリゾートです。「暮らすように滞在する」がテーマで、集落のような造り。来間島は宮古島本島より灯りが少ないので、星空がとてもきれいに見えるそうです。プライベートプール付きのヴィラもあって、静かに過ごしたい人に良さそうです。

    キャノピー by ヒルトン沖縄宮古島リゾート ヒルトンのライフスタイルブランド「キャノピー」の、アジア太平洋で初めてのリゾートです。宮古島の自然や地域文化を取り入れた、活気のあるデザインが特徴。格式張らないカジュアルな雰囲気で、若い世代や友人同士の旅、アクティブに動きたい人に合いそうです。伊良部大橋や市街地へのアクセスも良く、観光やグルメの拠点にも使えます。新しくできたばかりなので、設備の新しさも魅力です。

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    目的別に選ぶなら

    ここまでのホテルを、目的別に整理します。旅のスタイルに近いものから見てみてください。

    子連れ・プールやアクティビティ重視なら ハイアットリージェンシー瀬良垣、ANAインターコンチネンタル万座ビーチ、グランドメルキュール残波岬。プールや海遊びが充実していて、子供も飽きません。ただしグランドメルキュールの本格スライダーは、お子さんの年齢を見て。

    カップル・記念日で静かに過ごすなら ザ・ブセナテラス、オリエンタルホテル沖縄、はいむるぶし、シギラベイサイドスイート アラマンダ。特にブセナテラスの夕日とサックスは、二人の旅に似合います。

    街も海も楽しみたいなら 北谷エリアのリゾート。ショッピングも食事も、歩いて楽しめます。

    美ら海水族館を楽しみたいなら オリオンホテル モトブ。水族館まで徒歩7分の立地は、他にありません。

    空港から近く、移動で疲れたくないなら 琉球ホテル&リゾート名城ビーチ。那覇空港から車で20分、リムジンバスもあります。

    とにかく静かに過ごしたいなら はいむるぶし(小浜島)、来間リゾート シーウッドホテル。離島の静けさと星空は、本島では味わえません。

    きれいな海を存分に味わいたいなら 宮古島のリゾート。海の透明度は、私が行った中では宮古島が随一でした。

    コスパ重視なら グランドメルキュール残波岬、オリオンホテル モトブ。設備や立地の割に、価格が手頃です。


    レンタカーなしでも泊まれる?

    沖縄のリゾートは基本的にレンタカーがあると便利ですが、運転しない人もいると思います。

    空港からのアクセスが楽なホテルとしては、名城ビーチ(那覇空港からリムジンバス直通)が、レンタカーなしでも成立します。オリオンモトブも那覇空港から直行の高速バスが出ています。離島のリゾート(はいむるぶし、フサキ、ANA石垣、宮古島の各ホテル)も、港や空港からの送迎やホテルバスが整っているので、島内で車を借りなくても、リゾート内で完結する滞在なら問題ありません。

    逆に、恩納村や名護のリゾートは、周辺の観光やレストランに出かけるならレンタカーがあった方が快適です。ホテルにこもるだけなら送迎でも足りますが、あちこち回りたいなら車を借りるのをおすすめします。


    まとめ

    沖縄のリゾートホテル選びは、スペックだけでは決まりません。最後は、誰とどんな旅をしたいかだと思います。

    子供と思い切り遊びたいなら、プールの充実したリゾート。夕日とサックスに浸りたいなら、ブセナテラス。離島の静けさに沈みたいなら、はいむるぶし。きれいな海を求めるなら、宮古島。空港から一直線でリゾートに入りたいなら、名城ビーチ。

    同じ沖縄でも、選ぶホテルで旅はずいぶん変わります。この記事が、次の一軒を選ぶ助けになれば嬉しいです。

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  • 【2026年最新】沖縄旅行 完全モデルガイド|33カ国を旅した私がたどり着いた「大人の沖縄」の過ごし方

    【2026年最新】沖縄旅行 完全モデルガイド|33カ国を旅した私がたどり着いた「大人の沖縄」の過ごし方

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    沖縄には、何度も足を運んできました。ほとんど毎年のように、レンタカーを借りて、家族と、あるいは友人やカップルで。そして毎回、同じ結論にたどり着きます。

    沖縄は「詰め込む場所」ではなく、「引き算する場所」だと。

    考えてみれば、これほど恵まれた海はそう近くにありません。日本国内からも、台湾からも、飛行機でおよそ2時間。三連休を使うか、土日に有休を1日足すだけで、透き通った海とゴージャスなリゾートに手が届いてしまう。わざわざ遠くの南国まで飛ばなくても、この距離に沖縄がある。それ自体が、ひとつの贅沢だと思います。

    どの島の海が本当に美しかったか。いつ行くべきで、いつ避けるべきか。実際に泊まってきたリゾートホテルの記憶とともに、沖縄の全体像をお伝えします。


    なぜ、大人こそ沖縄なのか

    いくつもの南国リゾートを見てきましたが、沖縄の価値は「静けさ」にあると感じています。

    タイやバリのビーチタウンには、夜になると独特の熱気が立ち上がり昼と夜ではまったく違う景色になります。それはそれで旅の醍醐味なのですが、家族連れで訪れると、少し身構える瞬間があるのも事実です。沖縄のリゾートエリアには、その種の喧騒がありません。夜、子どもと手をつないでホテルの外に出ても、緊張しなくていい。この安心感は、想像以上に旅の質を左右します。

    一方で、静かなだけの島でもありません。友人と行くなら、海を見下ろすバーベキュー場「コージービーチクラブ」や「リゾートマジック」で、日が暮れるまで騒げます。夜は国際通りへ。飲み屋は無数にあり、三線の沖縄ライブを聴かせる居酒屋も点在しています。

    つまり沖縄は、同じ島でありながら、誰と行くかで表情を変える。そこが面白いところです。


    ベストシーズンは「夏ではない」

    これは声を大にしてお伝えしたいところです。

    7月から9月はハイシーズンです。しかしこの時期、リゾートホテルの料金は平気で倍以上に跳ね上がります。そして何より、台風シーズンと完全に重なります。

    台風に当たった沖縄旅行と、晴れた沖縄旅行は、天と地ほど違います。海に入れず、島に渡れず、ホテルの部屋から灰色の空を眺めて終わる。それだけの金額を払って。

    私は幸い、直撃に遭ったことがありません。運が良かったのではなく、時期をずらしてきたからです。

    私が勧めるのは、3〜4月と10〜11月。 海開き期間中で、台風のリスクが低く、料金も落ち着いています。5月上旬から6月下旬にかけては沖縄の梅雨なので、ここは外します。3〜4月はまだ水温が低めなので、泳ぐことより「景色と過ごしやすさ」を求める旅に向いています。

    夏の厳しさは、身をもって知っています。7月に竹富島を自転車で回ったときは、汗だくで倒れそうになりました。あの島を、あの時期に、自転車で。子ども連れには絶対に勧められません。


    王道は「2泊3日」で十分

    何度も行き着いた、私の定番の型があります。

    1泊目:那覇 市内観光と買い物。国際通り、DFS、そして首里城。

    2泊目:中部か北部のリゾート ここでようやく、旅が「休息」に変わります。

    これだけです。沖縄は詰め込もうとすると、移動時間ばかりが増えていきます。2泊3日で、那覇1泊+リゾート1泊。この配分が、いちばん満足度が高い。

    離島と組み合わせるなら、本島1泊+離島2泊。離島に主役を譲る形です。

    2026年の首里城について 2019年の火災から復元が進み、2025年10月に工事を覆っていた素屋根が撤去されました。現在は約6年ぶりに、鮮やかな正殿の外観を見ることができます。内部の一般公開は2026年秋の予定。つまり今は、「完成した外観」と「まだ入れない内部」という、この時期にしか出会えない首里城です。城のすぐそばには、名店として知られる首里そばもあります。じゅーしーも美味しい。


    海を求めるなら、離島へ。そして宮古島へ

    正直なところを書きます。

    沖縄本島の海も、本州の海と比べれば十分に美しい。けれど、離島を知ってしまうと、話が変わります。

    私が最も美しいと感じたのは、宮古島です。

    離島でいちばん栄えているのは石垣島です。でも海の透明度と青さでは、宮古島が断然上でした。石垣の名所である川平湾は、たしかに絶景ですが遊泳禁止です。眺めるだけの海と、飛び込める海。私が癒されたのは、後者でした。

    前浜ビーチの白さ。そして伊良部大橋。橋を渡っていると、左にも右にも青のコントラストが広がっていて、島に着いてしまうのがもったいないほどでした。あれは、行かないとわからない類のものです。

    潜ったときは、巨大なプールと見間違えるほどの透明度でした。魚もはっきり見えます。私はアドバンスまで持っていますが、宮古島の海に関して言えば、ライセンスがなくても体験ダイビングで十分に楽しめます。それくらい、透明度そのものが主役の海です。ただし、天候にはかなり左右されます。潜らずとも、シュノーケルだけでも報われる海です。

    宮古島で泊まるなら、リゾートホテルを。 石垣島に比べると、宮古島は飲食店がかなり少ない島です。私はコテージのような宿に3泊しましたが、レンタカーでドライブに出ないと時間を持て余しました。最初から海の見えるリゾートに滞在して、動かずに過ごす。それが宮古島の正解だと、後になって気づきました。次に行くときは、そうします。

    本島から日帰りで、美しい海に会いたいなら 慶良間諸島への日帰りを勧めます。水納島も、船ですぐの距離です。

    波照間のように美しい離島は他にもありますが、「素敵なリゾートホテルがある島」となると、選択肢はぐっと絞られます。

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    泊まってきたリゾートと、これから泊まりたいリゾート

    これまで宿泊したのは、北谷のリゾート2軒、HIYORIオーシャンリゾート沖縄、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、ザ・ブセナテラス、オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ、ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄、そして石垣島ではフサキビーチリゾートとANAインターコンチネンタル石垣リゾートの2軒、小浜島のはいむるぶし。

    とりわけ記憶に残っているのは、ブセナビーチの夕方です。

    隣接するブセナテラスから、毎日サックスの生演奏が流れてきます。サンセットの光の中、砂浜にいると、その音だけが聞こえてくる。誰かと来ているなら、これ以上ない時間になります。

    まだ泊まれていない、気になっている2軒

    ハレクラニ沖縄は、一休のランキングでも常に上位にいます。円安と物価高でハワイが遠くなった今、ハレクラニは独り勝ちの様相です。オフシーズンでも1泊5万円は下らないでしょうが、ハワイに行くことを考えれば、むしろ割安に思えてきます。

    (余談ですが、同じハワイの名門であるカハラは、沖縄ではなく横浜に来ました。私はカハラ横浜にも泊まりましたが、なぜ横浜だったのか、今でも腑に落ちていません)

    琉球ホテル&リゾート 名城ビーチは、2022年7月に糸満市に開業した、本島南部最大のリゾートです。全443室がオーシャンビュー、県内最大級の6種のプール、目の前には1.8km続く天然の白砂ビーチ。那覇空港から車で約20分という距離が効いていて、北まで走らなくてもリゾートに沈み込めます。

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    食と、遊びと、正直な感想

    沖縄そばは、どこで食べても美味しい

    ラーメンには一家言あるつもりで、本島の有名な沖縄そばを10軒ほど食べ歩きました。結論として、ベースは豚骨と鰹節、分厚い角煮のような三枚肉とかまぼこ、アクセントは紅ショウガと刻みネギは基本で、店によって劇的な差はあまりありません。魚介と豚骨のWスープは小さい頃からいつも食べてた大好きな東海地方のソウルフード、スガキヤを思い出させる。(今もよく行きますが)

    これは悪口ではなく、朗報です。行列に並ばなくても、目についた店に入れば、だいたい美味しい。私は途中でコーレーグース(島とうがらし)を入れて、味を全部壊すのが好きです。

    A&Wと、サロンパスの味

    日本でA&Wが食べられるのは沖縄だけです。行くと必ずルートビアを頼みます。あの味を説明するなら、サロンパスです。それでも頼んでしまうのが、A&Wの不思議なところです。

    ステーキ、ハンバーガー、タコス、タコライス。沖縄のアメリカは、食に色濃く残っています。

    ジャングリアは、一度で足りる

    2025年に北部に開業したテーマパークです。行ってみて思ったのは、一度行けば十分だということ。子どもも「一回でいいかな」と言っていました。

    もし行くなら、暑い時期は避けてください。そして台風が来たら、何もできなくなります。

    宮古島の夏フェス

    宮古島では、島のロックフェス「MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL(通称・宮ロック)」に足を運びました。ケツメイシ、MONGOL800、HY、ORANGE RANGE、BEGIN。真夏の島で、沖縄のアーティストと本土のアーティストが並ぶ光景は、ここでしか成立しないものでした。ステージとの距離も近くビール片手に盛り上がれます。

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    実用情報:レンタカー、支払い、台風

    レンタカーは、本島も離島も基本的にあったほうがいい。 ただし例外があります。離島のリゾートホテルにこもるだけなら、空港リムジンバス、ホテルの送迎、タクシーで足ります。実際、名城ビーチのように那覇空港からの直通リムジンバスを運行しているホテルもあります。

    台風対策の本質は、「当たらない時期を選ぶこと」です。 保険や補償の話をする前に、まず3〜4月か10〜11月を選ぶ。それが最も確実です。それでも夏に行くなら、航空券とホテルのキャンセル規定を予約前に必ず確認してください。

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    まとめ:沖縄で「引き算」をする

    沖縄は、行けば行くほどシンプルになる場所でした。

    那覇で1泊、リゾートで1泊。それだけでいい。海を見たいなら、宮古島へ。時間がなければ、慶良間へ日帰り。夏は避けて、春か秋に。

    いくつもの南国リゾートを見てきて、それでも沖縄に戻ってくるのは、あの島に「何もしない時間」を許してくれる空気があるからだと思います。しかも、飛行機でたった2時間の場所に。ブセナビーチに落ちる夕日と、どこからか流れてくるサックスの音。あれを思い出すたびに、また予約をしてしまうのです。

    次はハレクラニか、名城ビーチか。あるいは、宮古島のリゾートでゆっくりしたい。

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