失敗しない沖縄リゾートホテルの選び方|目的・エリア別おすすめ宿泊ガイド

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沖縄のリゾートホテルは、数え切れないほどあります。どれも公式サイトを見れば美しく、料金を見ればそれなりに高い。だからこそ、選ぶのが難しい。

私はこれまで、沖縄本島と離島でいくつかのリゾートに泊まってきました。ほとんど毎年のように通い、家族と、友人と、あるいは二人で。子連れで賑やかに過ごした年もあれば、静かに過ごした年もあります。そのなかで感じたのは、「どのホテルが一番いいか」よりも「誰と、どんな旅をしたいか」で選ぶといい、ということでした。

たとえば星野リゾートの「星のや」は、メディアでよく見かける憧れの存在ですが、正直なところ気軽に手を出せる価格ではありません。かといって、同じ星野リゾートでも「OMO」のようなカジュアルなブランドでは、せっかくの沖縄でゴージャスな気分は味わいにくい。この記事で紹介したいのは、その中間です。憧れの高級リゾートのような雰囲気を、背伸びをすれば届く価格で味わえるホテル。ローシーズンでも一泊5万円を超えるようなセレブ向けの一群は、あえて外しています。

立地とサービスと価格のバランスが取れた、現実的に泊まれるリゾートを、実際に泊まった感想と、まだ泊まっていないけれど気になっているホテルを交えて、エリア別に並べます。


ホテル選びで見ておきたい3つのこと

具体的なホテルの話に入る前に、泊まってきて「ここは事前に見ておくといい」と感じたポイントを3つだけ。

1. 海の見え方 オーシャンビューと一口に言っても、部屋から海までの距離、視界を遮るものの有無、朝日か夕日かで、印象はだいぶ変わります。部屋のどこにいても海を感じられると、それだけで満足度が上がります。

海の見え方・3つの基本ランク

部屋のタイプ実際の見え方価格帯
オーシャンフロント窓の真正面が海。手前に遮るものが一切ない最も高い
オーシャンビュー部屋から海が見える(手前に庭などがある場合も)中間
パーシャルオーシャンビュー建物の隙間やバルコニーから海の一部が見える比較的安い

失敗しないためのコツ 大きなリゾートホテルで確実にきれいな海を見たいけれど、オーシャンフロントは高すぎる……という場合は、**「高層階(ハイフロア)のオーシャンビュー」**を選ぶのが鉄則です。階数が上がるだけで手前の木々や建物を飛び越えるため、海がきれいに見渡せる確率がグッと上がります。

2. 過ごし方に合っているか プールで一日中遊びたい家族と、静かに海を眺めていたい人とでは、合うホテルが正反対です。アクティビティが充実した賑やかなリゾートなのか、落ち着いた雰囲気なのか。ここを取り違えると、滞在がちぐはぐになります。

3. 移動のしやすさ どんなに良いホテルでも、那覇空港から遠いと、着く頃には疲れています。逆に離島のリゾートなら、送迎だけで完結するかどうかが効いてきます。レンタカーを借りるかどうかで、選ぶべきホテルが変わります。


エリア別・沖縄のリゾートホテル

本島を北から南へ、そのあと離島へと紹介していきます。実際に泊まったところはその感想を、まだ泊まっていないところは気になっている理由を、それぞれ添えました。

【本島北部・恩納村・名護・本部】海とホテルが最も充実したエリア

沖縄のリゾートホテルが一番集まっているのが、恩納村から名護、本部にかけての西海岸です。私が泊まったホテルも、このエリアに多く集中しています。

ザ・ブセナテラス(名護) ハワイの老舗リゾートのような、落ち着いた雰囲気のホテルでした。印象に残っているのは、隣のブセナビーチの夕方。ホテルからサックスの生演奏が流れてきて、夕日の中で聴くその音は、なかなか他では味わえません。記念日やカップルの滞在に似合う雰囲気です。

HIYORIオーシャンリゾート沖縄(恩納村) 全室オーシャンビューで、コンドミニアムのような造りです。ホテルというより「沖縄で数日暮らす」感覚に近くて、連泊してもゆったりできました。キッチン付きの部屋もあるので、家族や長めの滞在にも使いやすいと思います。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(恩納村) 万座毛を望むロケーションで、ビーチもマリンアクティビティも充実しています。子連れでもカップルでも過ごしやすくて、誰と行っても外さない安定感がありました。

オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ(名護) やんばるの森と海に囲まれた、開放感のあるリゾートです。クラブラウンジが快適で、のんびり過ごしたいときに合っていました。派手さはありませんが、静かに過ごしたい人には居心地がいいと思います。

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ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村) 橋で渡る「島」がまるごとリゾートになっていて、その立地自体が非日常でした。プールエリアが海とつながっているように見えて開放感があり、子供も大人も楽しめます。リゾート感をしっかり味わいたいなら、満足度は高いはずです。

ハレクラニ沖縄(恩納村) ここはまだ泊まっていませんが、気になっています。一休のランキングでも常に上位にいて、円安が続くなか「ハワイに行く代わりの沖縄」として人気です。ハワイのハレクラニが恩納村に来た、というだけで期待してしまう。決して安くはないものの、ハワイに行く費用を考えれば、背伸びをすれば届きそうな範囲です。憧れつつ、次の候補として狙っています。

余談ですが、同じハワイの名門であるカハラは、沖縄ではなく横浜に来ました。私は横浜のカハラには泊まったのですが、なぜ横浜だったのかは今でもよく分かりません。ハワイの二大ブランドの進出先が分かれたのは、ちょっと面白いところです。

オリオンホテル モトブ リゾート&スパ(本部) これも気になっているホテルです。美ら海水族館から徒歩7分という立地が抜群で、全室50㎡以上のオーシャンビュー。目の前にはエメラルドビーチ、正面には伊江島が見えます。天然温泉や、オリオンビールが楽しめるバーもあります。美ら海やフクギ並木をじっくり楽しみたい人には、これ以上ない拠点でしょう。リゾートの割にレストランや自販機の価格が良心的という評判もあって、コスパの面でも気になっています。ジャングリア沖縄のオフィシャルホテルでもあるので、あわせて行くにも便利そうです。

【本島中部・読谷・北谷】アクティビティと利便性のエリア

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(読谷村) 気になっているホテルのひとつ。2024年にリニューアルして、大きな流れるプールや本格的なウォータースライダーなど、プール設備がかなり充実しました。それでいて料金は設備の割にリーズナブルで、県内最大級のプールとオールインクルーシブが売りです。コストパフォーマンスは今の沖縄でも際立っています。

私がまだ行っていないのは、単純に子供の年齢の問題です。これだけ本格的なスライダーは、もう少し大きくならないと怖がってしまうので、タイミングを待っているところ。逆に言えば、小学生くらいのお子さんがいる家族には、今ちょうど楽しめるホテルだと思います。

北谷エリアのリゾート 北谷は、美浜アメリカンビレッジの賑わいと海が近い、便利なエリアです。ここでは2軒に泊まりました。恩納村のような大自然の中のリゾートとは違って、ショッピングや食事に歩いて出かけられるのが利点です。観光もグルメも楽しみたい人、レンタカーであちこち動きたい人には、この立地が合います。逆に「リゾートにこもって静かに過ごしたい」なら、恩納村や離島の方が向いていると思います。

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【本島南部・糸満】空港から一番近いリゾートエリア

琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ(糸満市) ここもまだ泊まっていませんが、次の候補として気になっています。2022年開業で、本島南部では最大級のリゾート。全443室がオーシャンビュー、県内でも大きめの6種類のプールがあって、目の前には1.8kmの白砂ビーチが続きます。魅力は何より、那覇空港から車で約20分という近さ。北の恩納村まで走らなくても、着いてすぐリゾートに入れます。空港直通のリムジンバスもあるので、レンタカーを借りない人にも向いています。南部はこれまでリゾートが少ないエリアでしたが、この1軒でだいぶ選択肢が変わりました。

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【石垣島・小浜島】離島ならではの自然と静けさ

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣島) サービスが安定していて、石垣島の中でも過ごしやすいホテルでした。空港からのアクセスも良く、石垣を拠点に竹富や小浜など離島めぐりをするときの起点としても便利です。

フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ(石垣島) 琉球赤瓦のヴィラが並ぶ、敷地の広いリゾートです。石垣島の夕日の名所でもあって、サンセットは格別でした。広々してのんびりできる反面、敷地内の移動が少し多いので、そこは好みが分かれるかもしれません。

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はいむるぶし(小浜島) 小浜島の、静かなリゾートです。夜は光が少なくて、星がよく見えます。街の喧騒から完全に離れたい人には、ぴったりの環境でした。石垣島から高速船で渡る、その距離感そのものが非日常です。ただ、島には店が少ないので、リゾート内で完結する過ごし方が前提になります。

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【宮古島】プールのように透き通る海を望むエリア

宮古島は、私が沖縄でいちばん海がきれいだと感じた島です。以前はコテージのような宿に泊まったのですが、店が少ないぶん、ドライブに出ないと時間を持て余しました。次に行くならリゾートでゆっくりしたいと思っていて、いくつか候補を挙げています。

ホテル シギラミラージュ 宮古島南岸に広がるシギラリゾート内の、モダンなラグジュアリーホテルです。高層階からのオーシャンビューが評判で、宮古島の青い海と空をパノラマで見渡せます。鉄板焼きやシーフードなど、ホテル内のダイニングのクオリティも高いようです。リゾート内に温泉やアクティビティも揃っているので、ここに滞在するだけで完結できそうなのが魅力です。

シギラベイサイドスイート アラマンダ 同じシギラリゾート内にある、全室スイート仕様のホテルです。敷地内のラグーンにウミガメが泳いでいて、ホテルから一歩も出ずに過ごせるのが売り。記念日やハネムーンで、静かにおこもりステイをしたい人に向いていそうです。少し贅沢寄りですが、宮古島でのんびり過ごすなら候補に入れたい一軒です。

宮古島来間リゾート シーウッドホテル(来間島) 宮古島と橋でつながる来間島にある、ヴィラとホテル棟からなる広大なリゾートです。「暮らすように滞在する」がテーマで、集落のような造り。来間島は宮古島本島より灯りが少ないので、星空がとてもきれいに見えるそうです。プライベートプール付きのヴィラもあって、静かに過ごしたい人に良さそうです。

キャノピー by ヒルトン沖縄宮古島リゾート ヒルトンのライフスタイルブランド「キャノピー」の、アジア太平洋で初めてのリゾートです。宮古島の自然や地域文化を取り入れた、活気のあるデザインが特徴。格式張らないカジュアルな雰囲気で、若い世代や友人同士の旅、アクティブに動きたい人に合いそうです。伊良部大橋や市街地へのアクセスも良く、観光やグルメの拠点にも使えます。新しくできたばかりなので、設備の新しさも魅力です。

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目的別に選ぶなら

ここまでのホテルを、目的別に整理します。旅のスタイルに近いものから見てみてください。

子連れ・プールやアクティビティ重視なら ハイアットリージェンシー瀬良垣、ANAインターコンチネンタル万座ビーチ、グランドメルキュール残波岬。プールや海遊びが充実していて、子供も飽きません。ただしグランドメルキュールの本格スライダーは、お子さんの年齢を見て。

カップル・記念日で静かに過ごすなら ザ・ブセナテラス、オリエンタルホテル沖縄、はいむるぶし、シギラベイサイドスイート アラマンダ。特にブセナテラスの夕日とサックスは、二人の旅に似合います。

街も海も楽しみたいなら 北谷エリアのリゾート。ショッピングも食事も、歩いて楽しめます。

美ら海水族館を楽しみたいなら オリオンホテル モトブ。水族館まで徒歩7分の立地は、他にありません。

空港から近く、移動で疲れたくないなら 琉球ホテル&リゾート名城ビーチ。那覇空港から車で20分、リムジンバスもあります。

とにかく静かに過ごしたいなら はいむるぶし(小浜島)、来間リゾート シーウッドホテル。離島の静けさと星空は、本島では味わえません。

きれいな海を存分に味わいたいなら 宮古島のリゾート。海の透明度は、私が行った中では宮古島が随一でした。

コスパ重視なら グランドメルキュール残波岬、オリオンホテル モトブ。設備や立地の割に、価格が手頃です。


レンタカーなしでも泊まれる?

沖縄のリゾートは基本的にレンタカーがあると便利ですが、運転しない人もいると思います。

空港からのアクセスが楽なホテルとしては、名城ビーチ(那覇空港からリムジンバス直通)が、レンタカーなしでも成立します。オリオンモトブも那覇空港から直行の高速バスが出ています。離島のリゾート(はいむるぶし、フサキ、ANA石垣、宮古島の各ホテル)も、港や空港からの送迎やホテルバスが整っているので、島内で車を借りなくても、リゾート内で完結する滞在なら問題ありません。

逆に、恩納村や名護のリゾートは、周辺の観光やレストランに出かけるならレンタカーがあった方が快適です。ホテルにこもるだけなら送迎でも足りますが、あちこち回りたいなら車を借りるのをおすすめします。


まとめ

沖縄のリゾートホテル選びは、スペックだけでは決まりません。最後は、誰とどんな旅をしたいかだと思います。

子供と思い切り遊びたいなら、プールの充実したリゾート。夕日とサックスに浸りたいなら、ブセナテラス。離島の静けさに沈みたいなら、はいむるぶし。きれいな海を求めるなら、宮古島。空港から一直線でリゾートに入りたいなら、名城ビーチ。

同じ沖縄でも、選ぶホテルで旅はずいぶん変わります。この記事が、次の一軒を選ぶ助けになれば嬉しいです。

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