マレー鉄道で行くマレーシア|タイから南下する東南アジアの寄り道

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タイのビーチリゾートを巡った後、僕はスラタニからマレー鉄道で国境を越えた。バンコクからマレーシアまで寝台列車に揺られながら、旅の風情を存分に味わう。これも東南アジアの醍醐味だ。

マレーシアはタイとシンガポールの間にありながら、意外と素通りされがちな国だ。しかし実際に旅してみると、食事の美味しさと多様な魅力に驚かされる。今回はタイから南下してマレーシアを縦断した旅の記録だ。


マレー鉄道で国境を越える

タイ南部のスラタニからマレー鉄道に乗り、陸路で国境を越えた。

バンコクからマレーシアまで寝台列車で行くのは、時間はかかるが旅の風情がたまらない。車窓を流れる景色を眺めながら、ゆっくりと南下していく。

マレー鉄道での国境越えルート
└ バンコク中央駅から寝台列車
 (45番列車等)でパダンブサールへ
 (約16時間)
└ パダンブサール駅で
 タイ出国とマレーシア入国を一度に完了
└ マレー鉄道(KTM)の高速鉄道ETSに乗り換え
└ KLセントラル駅まで約5.5時間

陸路の国境越えは、バックパッカーにとって特別な体験だ。2026年現在は特定の連休に合わせて、タイ南部のハジャイからクアラルンプールへ直通する特別列車「MySawasdee Express」も運行されているようだ。

UnsplashJKが撮影した写真のJKが撮影したイラスト素材

ランカウイ島のビーチリゾート

マレーシア側のアンダマン海にも、タイに負けず劣らず素敵なビーチリゾートがある。それがランカウイ島だ。

タイ国境に近いこの島は自然豊かなリゾートアイランドで、島全体が免税特区に指定されている。ビールやチョコレートなどを格安で購入できるのが旅行者にとって嬉しい。ビーチでのんびりするほか、マングローブのジャングルを探検するカヤックツアーも人気だ。

タイのビーチを堪能した後でも、十分に楽しめる魅力がある。

UnsplashNazarizal Mohammadが撮影した写真のNazarizal Mohammadが撮影したイラスト素材

ペナン島で食べた日本食に驚いた

クアラルンプールの前に、ペナン島に寄り道した。ここで思わぬ驚きがあった。

屋台街で食べた日本食のレベルが、とにかく高かったのだ。かつ丼と味噌汁を頼んだのだが、ここが海外だということを完全に忘れてしまうほど美味しかった。屋台でこのクオリティが出せるのかと、本気で感動した。

もちろん日本食以外の料理も、屋台とは思えないレベルの高さだった。

ペナン島のジョージタウンはイギリス植民地時代の街並みが残る世界遺産で、ウォールアート探しも定番の楽しみ方だ。そして何より、マレーシア随一の「美食の街」として知られている。

ペナン島の名物グルメ
└ チャークイティオ
 (米粉の平打ち麺を炒めたもの)
└ アッサムラクサ
 (魚介ダシの酸っぱ辛い麺)
└ ガーニードライブなどの屋台街(ホーカーセンター)

夜の屋台街は大盛況で、地元の熱気も含めて楽しめる。


マレーシア料理は東南アジアで一番美味しい

正直に言うと、東南アジアの中でマレーシア料理が個人的に一番美味しく感じた。

印象に残った料理
└ ナシレマ(国民食)
 ココナッツミルクで炊いたご飯に
 甘辛いサンバル・小魚・ピーナッツ・ゆで卵
 滞在中何度も食べた
└ ライスとおかずを3つ選ぶ定食スタイル
└ バクテー(肉骨茶)
 豚肉を漢方スープで煮込んだ中華系料理
└ サテー
 ピーナッツソースで食べる東南アジア風焼き鳥

なぜこんなに美味しいのか考えてみると、マレーシアが多民族国家だからだろう。マレー系・インド系・中華系の食文化が融合していて、香辛料やココナッツミルクを多用したコクのある味わいが楽しめる。一つの国でこれだけ多様な料理を味わえる場所はそうない。

UnsplashDamia Mustafaが撮影した写真のDamia Mustafaが撮影したイラスト素材

クアラルンプールは近代都市

クアラルンプールは想像以上に近代的な都市だった。

KLCC(クアラルンプール・シティ・センター)に行ったが、シンボルのペトロナスツインタワーは圧巻だ。高さ452mを誇り、41階のスカイブリッジと86階の展望台に上ることができる。

ペトロナスツインタワーの注意点
└ 入場枠が限られているため
 公式サイトでの事前予約が必須
└ 当日券は朝早くから並ばないと
 買えないことが多い
└ 夜のライトアップは
 KLCC公園側から無料で楽しめる

移動にはGrabが便利だ。マレーシアでもGrabは浸透しているので、アプリを活用した方がスムーズに動ける。タイで慣れていれば同じ感覚で使える。

UnsplashEsmonde Yongが撮影した写真のEsmonde Yongが撮影したイラスト素材

ボルネオ島には野生のオランウータンがいる

今回は行けなかったが、マレーシアにはもう一つ大きな魅力がある。ボルネオ島だ。

ボルネオ島の見どころ
└ セピロック・オランウータン・
 リハビリテーションセンター
 保護されたオランウータンの
 餌付けシーンを間近で観察できる
└ キナバタンガン川クルーズ
 野生のテングザルやゾウに
 出会えるチャンスがある

大自然と野生動物の宝庫で、都市部とはまったく違うマレーシアの顔が見られる。次回はぜひ訪れてみたい場所だ。

UnsplashDimitry Bが撮影した写真のDimitry Bが撮影したイラスト素材

知っておきたいイスラム文化

マレーシアはイスラム教を国教としているが、他宗教にも寛容な多民族国家だ。旅行者として最低限のマナーは知っておきたい。

イスラム文化での注意点
└ モスク見学時は肌の露出NG
 長ズボン・ロングスカート着用
 (有名なモスクではローブの無料貸出あり)
└ 物の受け渡しや食事は右手を使う
 (左手は不浄とされる)
└ イスラム教徒は豚肉とアルコールを口にしない
 ただし中華系・インド系・観光客向けの店では
 お酒も豚肉も普通に楽しめる

旅の基本情報

ベストシーズン
└ 西海岸(KL・ペナン・ランカウイ)は
 11月〜3月が雨が少ない
└ ボルネオ島など東側は4月〜10月が最適
└ 雨季でも短時間のスコールが中心

物価
└ 日本の2/3〜半額程度
└ ローカル屋台なら1食300〜500円
└ ただしアルコールは酒税が高く日本並み

治安
└ 東南アジアでは比較的安全
└ スリ・ひったくりには注意
└ 移動はGrabが安心

タイからシンガポールへの寄り道に最適

タイからシンガポールへ向かう途中、マレーシアを素通りしてしまう旅行者は多い。しかし、ここで寄り道する価値は十分にある。

物価が安く、食事が美味しく、多民族文化で多様性がある。ビーチリゾートも近代都市も楽しめる。Grabが使えて移動も楽だ。


まとめ

マレー鉄道でタイから南下し、ペナン島で絶品グルメを味わい、クアラルンプールで近代都市を体験する。マレーシアは東南アジア縦断の旅において、最高の寄り道スポットだ。

特に食事の美味しさは東南アジアでも随一だと思う。タイからシンガポールへ抜ける旅程を考えているなら、ぜひマレーシアでゆっくり数日過ごしてみてほしい。きっと予想以上の満足感が得られるはずだ。

次はいよいよ東南アジアの最先端、シンガポールへ向かう。

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